April 22, 2006

そういえば「リトルトウキョー殺人課」

ワーナー・ホーム・ビデオ リトルトウキョー殺人課

そういえばシリーズの第三弾は、あきれる笑える目を疑うの三拍子が揃った「リトルトウキョー殺人課」。1991年のアメリカ映画。あまりにすごいので、十年以上前だったと思うがレンタルビデオで2回も見てしまった。(はたして、まだレンタル屋にあるだろうか?)

ドルフ・ラングレンは、この作品もそうだけれどヘンな映画にばかり出ている。ちょうどこのころ話題になった「ユニバーサル・ソルジャー」で、ジャン・クロード・ヴァンダムと競演したあたりまでは、見捨てていなかったのだけれど、もう最近は見捨てるも何も。。。(ぷぷぷ)。。。

さて、あってないようなストーリーだけれど、いちおう紹介。

幼いころを日本で過ごしたドルフ・ラングレン演じる刑事は、日本のことを何でも知っているらしい。全世界にファンのいるドラマと比較して申し訳ないが、スタートレックTNGで5歳までしかクリンゴンの環境にいなかったウォーフが、クリンゴンのことを何でもよくわかっているのと同じくらい違和感がある。

朝は日本人街で粥を食べてヘンな日本語を使うし、ヤクザに囲まれるとヘンなイントネーションの日本語で「ニホンジンノ ケイサツカンヲ フタリモコロスノハ ヨクナイ!」と大声をあげるが、その言葉で日系ヤクザがほんとうに後退していくのには笑いが止まらない。しかもこのとき「フタリ」と言われたほうの相棒は、のちに亡くなったブランドン・リーだ。これが遺作とならず、「クロウ」で美しい映像を残せたのは不幸中の幸いか。

この作品を笑っている記事はかなりの数に上るが、そのうちほとんどの人が書いていない事実がある。アメリカ人のスタッフには東洋人の顔は同じに見えるのだろうが、警察署で取調中に自殺した男が、その数分後のシーンでヤクザ一同のひとりとして顔がアップになるのだ。こんな編集、許されていいのだろうか。。。おっと、こんなことで怒ってはいけない。笑う映画なのだ。

お腹をかかえて笑いながら、「ドルフ・ラングレンよ、さようなら」と、ちょっと悲しさも感じられる映画。

Posted by mikimaru at April 22, 2006 05:18 AM
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