May 31, 2005

増田製粉「はるゆたか100%」

富澤商店の通販で、はるゆたか100%が一般的な価格で売られています。流通量が少ないのでほかの通販では1キロ何百円もすることがあるようですが、上記サイトでは1キロ283円でした。ただし今回だけの販売なので、ご関心のある方はお早めに。

わたしはいま小麦粉の在庫がけっこうあるし、今回は見送り。

いつもちょっと疑問に思っているのだが、なぜ後継品種の「春よ恋」が出まわっているのに、それほど「はるゆたか」が人気なのだろう…。やはり流通量が少ないため幻の小麦粉扱いなのか?

参考リンク:
mikimaruのお買い物記録

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May 30, 2005

「テレビのチカラ」という番組

人から低俗だと笑われようと、月曜日になるとチャンネルを合わせるのが「テレビのチカラ」。何回かに一度は難事件のレポートが事件を掘り起こすこともある。先日は警察が事件性なしとしていた数年前の男性行方不明事件が、実は殺害と死体遺棄だとわかった(関係者がテレビを見て反応し、そこから芋蔓式に殺害の当事者まで行き着いたのだが、遺体は見つかっていない)。

だがこのところ、なんともテレビの怖さを感じさせられる放送が増えている。

失礼な表現かもしれないが、ネタがないのかもしれない。番組が終わってから冷静に考えると、依頼者もしくは番組スタッフのどちらか(あるいは両方)が、深刻な事件性というよりはテレビで強引に公開捜査したほうがよいと思って実行に踏み切ったケースもあるように感じてしまう。

それはそうだろう。探す側はテレビに出て私生活の一部と顔が出る羞恥心を乗り越えられれば、あっという間に情報が手にはいる。幼児や小学生でもなければ警察も世間もまず家出を疑うので、誰も真剣には探してくれなかっただろうが、テレビに出ればあっというまに教えてもらえる。――ここまで書いたら書きすぎなのだろうか? 依頼者の誰も彼もがそうだとは思わない。だが、何万人もの人が自主的に失踪している世の中で、客観的に見て失踪の疑いが強いと思うものをことのほかテレビでとりあげるのであれば、少なくともテレビ局側には、もっと慎重さが求められてよいように思う。さもなければ「探される側の事情」は、どうなってしまうのか。

依頼者の側に理由があって、探される側は真剣に逃げているケースもまた、何回かに一度は存在しているかもしれない。それが生放送で、簡単なプロフィールや顔写真とともに「指名手配」されてしまうのだ。これは探される側にとっては大きなダメージとなるはずだ。

実際に助かっている人たちもいる。殺人や重大な事件だったとわかったケースもあるだろう。だから番組そのものが悪いと言うつもりはない。だがわたしは、探される立場の人が気の毒に思えることがときおりあるのだ。もしも自分がテレビの生放送で指名手配をされたら、依頼者が誰であれ、その人と信頼関係を築いていくことはもう二度とできないと思う(その前に、そもそも失踪する予定はないが)。

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May 29, 2005

映画:フューリー (1978)

goo映画:フューリー
IMDB: The Fury
カーク・ダグラス、エイミー・アーヴィング、ジョン・カサヴェテスほかの出演。1978年のアメリカ映画。監督はブライアン・デパルマ。

おそらく1980年代にテレビで放映されたのを見て以来ではと思うのだが、大好きな作品だ。TSUTAYAのDISCASで発見し、レンタルした。

ストーリーとしては最初からつっこみどころがあるのだが(……だまして連れ去ればよく、それで世間的には失踪か誘拐で済むところを、一般人まで巻きこんだ銃撃戦に意味があるのか、などなど)、それを否定すると残りのストーリーが成り立たなくなるので、まあよしとしよう。

米政府の特殊機関に属するカーク・ダグラスと、その息子で不思議な能力を持つとされるアンドリュー・スティーブンス演じるロビンが中東某国の海岸で襲われるところから話ははじまる。長年の友であった男が息子をさらったと知った主人公はアメリカにもどって息子を捜す。そして息子と同じように不思議な力を持つ少女、エイミー・アーヴィング演じるギリアンと巡り会い、ふたりは一緒にロビンのいる場所へと向かう。

エイミー・アーヴィングといえば、その2年前に「キャリー」で、唯一生き残った少女役として有名になっていた時期(役柄はともかく実際には当時20代中盤)。透きとおるような美しさで、白い服の似合う女優さんだったと記憶している。その後はほかの作品で何回か見かけたし、つい数年前には(よせばいいのに?)「キャリー2」に同じ役で出演したが、わたしにとってはフューリーのイメージがずっと残っていた。

今回初めてカットのない作品を見て「テレビ放映ではここも、ここも、ここもなかった」と気づいた。気になっていたことで意味がわかった部分もあり、借りてよかった。

最後の最後、映画のタイトルでもあるfuryが描かれる。

なお、ギリアンの友達役を見て「この女の子、ぜったい見たことがある。誰だ、誰だ、25年くらいしたら、どんな顔になっているだろう」と自問したが、出番が少なくあっというまに消えてしまった。最後に出たクレジットやIMDBによると、どうやらこの作品がダリル・ハンナのデビュー作だったらしい。ファンの方、見つけられるかな?

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May 25, 2005

奈美悦子さんの病気克服記事で

期間は短いといっても皮膚科医とうんざりするほどつきあっている人間としては、目を引かれる記事があった。
奈美悦子さんが病気克服、病院の人気で街も潤う…秋田 (読売新聞)
身も蓋もない要約をしてしまうと:
去年の1月に掌蹠膿疱症とそれによる体の痛みでたいへん苦労された女優の奈美悦子さんが、最近は快方に向かい、彼女が診察を受けた秋田県由利本荘市の本荘第一病院の前橋医師が大きく注目されて地元が潤っているという記事だ。

記事からの引用:

◆掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)=手のひらや足の裏に小さな赤い水ぶくれができ、痛みやかゆみが出る病気。悪化と改善を長年繰り返すことが多い。関節炎などを起こすこともある。原因は不明だが、免疫の異常が関与しているとみられ、アレルギーが悪化の要因の一つと言われる。

いくつかの関連記事に目を通したつもりだが、ビタミンB群の一種であるビオチンの摂取と、生活習慣の改善で奈美さんは快方に向かったとしているものが多かった。上記の読売新聞記事では、金沢大皮膚科の竹原和彦教授のコメントとして、「副腎皮質ホルモン(ステロイド)軟膏(なんこう)による治療が一般的で、ビタミン投与は医学的根拠に基づいたものとは言えない。治療が難しいケースが多いが、無治療でも自然に改善する場合もある」と載せているので、この件に関してのわたしの理解は間違っていないのだろう。

だが、ちょっと待ってみよう。

ビタミンであるなら、処方箋は要らないはずだ。生活習慣の改善なら、奈美さんやほかの患者たちが秋田まで出かけて1時間も乗り合いタクシーを利用せずとも、書籍を通じて、もしくはいろいろな分野の専門家にアドバイスを受ければ、ある程度までは実現できるだろう。つまり、奈美さんが秋田の前橋医師から薬を送ってもらう必要はない。ビタミンなら「そこらへんで買える」のだから。

結論づけるなら、奈美さんの件は「ほかにも'医薬品'を利用した診療」であったはずだ。

病気名や前橋医師の名前で検索した結果には、いくつか、ビタミン以外のことにも触れられているものがあったので(希釈したステロイド剤なども言及されていた)、今回の件は新聞記事をまとめる際の横着ではないかと勘ぐっている。

皮膚病に限らず、どの病院・どの医師からもビシッとした診断を下してもらえずに苦しんでいる人がいる。遠隔地の医師に頼りたくなる気持ちも、とてもよくわかる。その人たちに秋田へ行くなと言っているわけではもちろんない。だが今回の新聞記事のように肝心なところをはしょっているような、しかも「地元が潤う」などといった表現で軽くかたづけるような状況では、その人たちの苦しみや声が世間に受け止められているとは思いがたい。

とはいうものの、何かニュースにでもならないと病気や病名を知る人が増えないのも事実。見た目ではわからない障害や、誰からも理解されない病気というものも、世の中にはたくさんあるのだと、わたしは最近つくづく感じている。おもしろおかしくとりあげられるのはたまらない、だが知られないことはもっとつらい。

せめて、前橋医師と「ビタミン」というキーワードばかりが取り上げられすぎることがないようにと、やや複雑な思いで祈っている。

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新宿高島屋:フードパラダイス (5/25 - 5/30)

マーロウのプリンが目的で、新宿高島屋へ。エレベーターで10階の催事場に直行。
(プリンの画像はのちほどmikimarulog 食べ物写真へ掲載予定)

スイーツ、パン、野菜、卵、お総菜、お茶ほか飲み物など、ジャンルは広いが、やはりスイーツの扱いが大きい。辻口博啓ワールド(自由が丘のモンサンクレール、コンフィチュール・アッシュ、自由が丘ロールほか、関係する数店舗からの出品)、スペインのオリオール・バラゲ来日(日付は要確認)などが目玉。

パン好きな方には、神戸の「ビゴの店」、大阪の「玉出木村家」などもあった。(わたしは銀座の木村屋と勘違いして「なんで木村屋に行列が?」と考えこんでしまった)

午前11時〜12時くらいが比較的すいていて見て回りやすい。ほかの売り場に寄ってから12時ころまた立ち寄ったら、混雑しはじめていた。

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May 22, 2005

愛の流刑地:なんで朝からこんなもの

日経新聞の朝刊に愛の流刑地という渡辺淳一作の小説が連載されているのだが、最初こそ「こんなバカな話は意外なオチがあってしっぺ返しを食らう展開になるのだろう」と普通に読んでいたが、途中から怒りにも似たあほらしさを感じている。なぜこんな低級小説を朝から読まなければいけないのだろう。読まなければいいという理屈はあてはまらない。一般紙ならテレビ欄のある最終面の下半分に載っているのだ。嫌でも目にはいるというものだ。

上述の「怒りにも似たあほらしさ」というのは
○ ようするに色ぼけな50代が30代の人妻と愛しあうのだが、視点はその50代男の側にあり、男は自分の都合のよいように女を変えていく
○ ふたりで会って、行為に及ぶ以外の描写は(会っていない期間は数日以上〜数週間あるのに)短くて数行、長くて数日間の連載で終わってしまい、あとは延々と……
というのが、大きな部分。

最初は、そんな都合のよい女がいるわけないからどこかに嘘が混じっていて男はふられるとか、別れさせられるとか、そういう話にいくのかと思ったが、いつまでたっても上記の繰り返しなのだ。あほらしい。

自分好みの展開ではない小説だから、わたしがいらだっているのだろうと思われても困る。わたしはごく普通の神経をもった、ごく普通程度の小説愛好家だ。こんな小説で喜ぶ人がいるだろうと、日経は新聞購読者をなめているのではないだろうかと勘ぐってみる。それとも、これでうはうはと喜ぶ人は実際に多いのだろうか? 所詮世の中は多数決だが、まじめな新聞と思って購読しているし、こんなものに喜ぶ人ばかりではないだろうと思うと、いらだちが日増しに高まる。投書してやろうかと、7割くらいまじめに考えている。

この件、ずっと書きたかったのだが、熱心な愛読者の方々への遠慮があって迷っていた。今回思い切って書いてみた。

Posted by mikimaru at 08:06 PM | コメント (8)

病院もいろいろ

わたしは気に入った病院があるとそこばかり行くので、ここ数年に関しては数軒しか比較しようがないのだが、すぐ近所にある某クリニックと、最近出かける某総合病院に関して言えば、傾向に違いがあるようだ。

まず某クリニックのほうだが、症状をありったけ聞いたあとで、それらの諸症状を緩和する薬を出す。なので、たとえば風邪で熱があり鼻水がひどくてお腹が痛い、となれば、炎症を鎮めて解熱作用のある薬と胃腸の薬、そして点鼻薬が出る可能性がある。さらに症状が悪化した場合に備えて少量の解熱剤と下痢止めも出るかもしれない(ひどいときのみという注釈付きで)。

いっぽう、某総合病院のほうは、一番の原因になっているのが何かを考え、どうやらそれを狙い撃ちするようだ。胃腸の調子が悪くて熱があると言うと、症状をありったけ聞いたあとで、整腸剤と消化器官の薬しか出してくれない。高熱ならばともかく微熱程度ならば、胃腸が治ればすべてよくなるということらしい。

(たまたま上記の事例はひとつずつだが、わたしは両方で複数の機会、別々の医師に診てもらって、そういう印象を受けた)

どちらのタイプがよいとは一概に言えないのだが、素人考えだと前者のほうが安心できる。きちんと言ったとおりの薬を出してもらえたと思えるからだ。後者は不安に思うことがあっても、飲んでいればけっきょく治るのだから、医師を信じるしかない。最終的には信頼関係の問題だろう。

最近わたしが遭遇した医師はきちんと話を聞いてくれる人が多く、薬も「以前にこれこれは合わなかった」などというと、似た効き目のものを指定してくれる。わたしにとっては幸いなことに、たまに知人などから耳にする横柄もしくは診療に不慣れな医師には、出くわしていない。

Posted by mikimaru at 07:40 PM | コメント (2)

May 21, 2005

ユーザエージェント名"1.0"とは

mikimaru.netのトップページにはアクセス懐石(うまそう)解析を付けているが、去年の秋くらいから、ドメイン名以外は何も吐かない"1.0"さんが多数お越しくださっている。最近は少し軽くなったが、去年の秋から春先くらいまではほんとうに多かった。

たまたまそれを気にかけはじめた時期が、ノートンなどの新商品が出まわる時期(10月ころ)に重なるため、わたしは勝手に「何か個人情報ブロックのようなものを利用すると、ブラウザが1.0のみの表示になって、リファーラーなどを吐かなくなるのだな、と思っていた。

だが、それならばそれらしい筋から情報が流れ来てもよさそうだし、検索しても情報は出てくるものだと思うが、ときどき思い出して検索しても、まったく引っかからない。ゆるめの表現で検索をしようと思えば、この単純すぎる単語"1.0"のせいで余計なものが引っかかりすぎる。ズバリの単語で検索すると、いくつか「変なエージェントが」と、わたしのように疑問に思っている人の声があるのみ。決定打は見つけられない。

まだ謎は解けないが、数も減ってきたし、かりかりするつもりはない。世界的なものでないのはたしかで、日本人がからんでいる。たとえばdionやocnなど、身近なプロバイダからやってくるのだ。ならばそのうちどこかから情報が流れてくるだろう。

Posted by mikimaru at 01:22 AM | コメント (2)

パンの缶詰:関心はあるものの…

これまで何度か、パンの缶詰が買ってみたく思って購入ボタンを押しそうになったが、踏みとどまっている。理由は「菓子パンしか見あたらない」こと。災害時でも何でも、菓子パンより普通のプレーンなパンがあったらそれでいいと思うのだが、なぜ菓子パンなのだろう。

缶詰のパンで製法特許を持つパン・アキモトでも、味は5種類でどれも甘いパン。類似した商品を販売する会社でも、マフィンタイプなどが多いようで、検索に引っかかるのは甘いパンが圧倒的に多い。カルシウム入りと書かれたプレーンなパンもあることはあったが、まだ数は少なかった。

1年保存できるということで、非常食としてだけでなく、何かちょっとした機会にも利用できるはずだ。プレーンなパンが選択肢にあるなら、いろいろな種類と一緒に買って食べてみたい。

(お読みの業界関係者さん、ぜひよろしくお願いします)

参考リンク:
楽天市場で、パンの缶詰を見る

Posted by mikimaru at 01:09 AM | コメント (2)

May 20, 2005

Firefox:履歴の削除

お恥ずかしい話だが:
よく行く場所はFirefoxのアドレスバーに直接打ち込んで、その場所から履歴で飛べるようにしている。たまにタイプミスなどがあってその場所にみっともない履歴が残ると、その消し方がわからずにいた。履歴は数日でクリアするようになっているので、間違えて何度も押して履歴を新しくするようなことがないならば、アドレスバーから数日で消える。だが、わかっていてもその数日がなかなか我慢できない。そして先日もまたやってしまった。しかも2個まとめてだ。これは我慢できない。

そこで関連情報を検索をすると、履歴をそっくりまとめて削除してしまうか、個別に消したければアドレスバーの中にある履歴を選択して Shift-Deleteと書いてある。もしくは「履歴」を表示してそれを選択してからDeleteを押す、と。

だが、どうやらそれはWindows向けの話か、または(少なくとも)わたしの環境では使えない技だった。あれこれ触っていたところ、「履歴」を出して該当箇所にカーソルをあて、Ctrl+クリックでプロパティを出すと、そこに削除の選択肢があった。

(わたしはマウスを使わないので Ctrl+クリック と書いたが、マウスだとまた違うのかもしれない)

履歴で削除したものは、アドレスバーからも消えた。よかったよかった。

Posted by mikimaru at 05:48 AM | コメント (0)

May 19, 2005

二黄卵

先日、知人の日記で「双子の黄身だった」というのを読み、近所のラーメン屋のことを思い出した。かなりの確率で黄身が2個はいっている味付け卵をトッピングしてくれる店だ。

黄身がふたつの卵は、二黄卵または複黄卵と呼ばれるもので、産卵をはじめてまもない若い鶏は排卵間隔が安定していないためにこういう卵を産むことがあるという。検索してみたところ、たしかに人工的に薬物などで2個にしているわけではなく普通の現象のようだ。若い鶏が生んだ重いものを選んで流通させれば、かなりの確率で黄身が2個入りになっている卵が上述のラーメン屋ほか店頭に並ぶことになるのだろう。

ところで、東京ガス:食の情報/食の生活110番によると、黄身がはいっていない卵もあるようだが……。嫌だ、それは嫌だ。黄身が2個だと得した気分になれるのに、黄身がはいっていないとショックが大きすぎる。

Posted by mikimaru at 10:47 PM | コメント (2)

May 18, 2005

イギリスで現代版カスパー・ハウザー?

イギリスで記憶喪失の男性が発見され、身元はわからないがピアノの腕がプロ級ということで話題になっている。
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20050518/K2005051703510.html

英国南東部の海岸で約1カ月前、ずぶぬれの黒いタキシード姿で見つかった男性が話題を呼んでいる。入院先の病院では人におびえた様子で口を閉ざしている。だが、鉛筆を持たせるとグランドピアノを描き、鍵盤に向かうとプロ級の演奏を披露する。「沈黙のピアニスト」。英メディアを通して、男性の身元捜しが広がっている。

すぐ思い出したのはカスパー・ハウザー。たしかナイフだか傘の先に仕込んだ刃物だかで、うしろから刺されて亡くなってしまったと聞いている。

Google:カスパー・ハウザー

Posted by mikimaru at 06:41 PM | コメント (0)

レジ袋の無料配布に規制

goo経由、読売新聞の記事
無料レジ袋の禁止案、ゴミ減量で環境省検討
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/shakai/20050518/20050518i501-yol.html

 家庭からごみとして出されるレジ袋は、容器包装リサイクル法で「その他プラスチック」に分類され、再利用することになっているが、実際には資源として回収している自治体は少なく、ほとんどが埋め立て処分や焼却処分の対象となっている。京都市の調査(2003年度)では、家庭から出るプラスチック系ごみの15%がレジ袋だった。

レジで何円か別料金がかかっても買い物袋は持ち歩かずに現状を維持する人たちが、おそらく何割もいることを忘れてはならないと思う。それともこういう案が本格化すれば、人は買い物袋を持ち歩くようになるのだろうか? 現在の印象では、「めんどくさい」、「かっこわるい」という声が聞こえてきそうな気がする。

ちなみにうちの近所に限って言えば(東京都)、買い物袋を持参するとスタンプを押してくれる大きめスーパーが2〜3軒、袋を1枚1円で売る小売店が1軒、袋不要の人は声をかけてくれと書いてすらいないスーパーが1軒。小売店に関しては、だいたいが袋がついてくる。

Posted by mikimaru at 06:28 PM | コメント (0)

May 16, 2005

話題の記事 (5/16)

blogmapを見ていると、おもしろい話題に巡り会うことが多い。今日のおすすめはコレ。

http://www.tights.jp/archives2/2005/05/google_2.html
手短に書くと:
「タイツくん」という商標を持っている会社が、タイツくんとGoogleで入力すると自分のところより上に個人サイトが出てくることに不快感を覚え、その個人に"商標権の侵害であるため該当箇所を削除なり修正なりしてくれ"とメールしてきた、という話。

この記事以外の本体は読んでいないし、どういったお方かは存じ上げないが、こんな突拍子もないメールを受けとって、こうも冷静な切り返しは痛快。わたしなら、こんなへんてこなメールが来れば3日くらい胃が痛くなりそうだが、世の中には強い人がいるものだ。

Posted by mikimaru at 04:23 AM | コメント (4)

May 14, 2005

Mail-DeleteとThunderbirdを併用

以前から何度か書いているThunderbirdのことだが、試験的にMail-Deleteと併用することにした。

何度も書いてしまうが、問題点のおさらい:
わたしはメールの内容を事前にメーラでチェックして、ポストペットなど「専用ソフトで読みこまなければ意味がないメール」はサーバに残したままにしておきたい。ところが、Thunderbirdは(あちこち見たが)いったん内容を読んだサーバのメールのうち「これは不要」と思うものを手動で消させてくれるメニューが見あたらなかった。

これまで取っていた策は、「原則としてサーバに残す」と「受信トレイから移動または削除したメールはサーバから消す」というオプションの二カ所にチェックをいれていたこと。だがこれにはもちろん弊害があった。その弊害とは
● やってきたメールをメールボックス、迷惑メールボックス、ゴミ箱などへ移動しても、迷惑メールがサーバで消されるまでには、メーラの再起動またはメール受信という操作が必要となる(即時反映ではない)
● つまり、ポスペメールがやってきて、その場ですぐポスペを起動しメールを受信すると、ゴミメールまで一緒に再度吸いこむ(なんたる無駄)
● だが、利用するメールサーバにもよるのだろうが、いったんThunderbirdを再起動またはメール受信という操作をした場合、必要なメールまでが(振り分け済みとして)サーバから消されてしまう可能性がある。

3番目については、実はまだ実験が足りていなくて、何が原因なのかわからない。asahi-net、mikimaru.net、ロリポップなど、複数のメールサーバで実験したが、
○ asahi-netが相手の場合、受信トレイ直下ではなく専用のフォルダに移動している条件はほかと同じだが、何日経ってもサーバにメールが残っている。
○ mikimaru.netは、残る場合と消える場合がある
○ ロリポップに関しては実験回数が少ないが、実験した範囲ではすべて消された(数回のみの実験)
(――この件は、約1時間後、追記あり――)

このままでは、画面を離れているあいだにThunderbirdが受信したポスペメールが、サーバから削除されたり残っていたりと、不安定な状態になってしまう。(Thunderbirdが自動受信で20分おきくらいに各メールサーバを巡回する設定のため)

そこで、ポスペメールが来る可能性があるメールボックス4個のうち、スパムが頻繁にやってくる3個に関しては、Thunderbird上では「サーバに残す」だけにして、ポスペ起動前にMail-Deleteで不要物を消しておくことにした。安定したポスペ環境のために2種類のソフトを使わねばならないのは面倒だが、仕方がない。

メールソフトに関しては、ほんとうにWindowsのBecky!が懐かしい。Mac OSXにも、Becky!級のソフトがあると嬉しいのだが。

のちほど、追記あり:

----------
追加分。
「メールをサーバに残す」と「受信トレイから移動または削除したらサーバから消す」の併用で、受信トレイ内部に位置する専用フォルダのメールがどれくらい消えるか、再度の実験をしてみた。

各メールボックスで3回ずつの実験だが、今日に限っていえば、専用フォルダの中に振り分けられたポスペメールは、サーバから消されなかった。いままでと条件は同じだと思うのだが、いったいどうなっているのか。昨日Thunderbirdのバージョンアップをしたこととは、あまり関係がないかと思うが、まったく同じ実験をこれまで数回やっていただけに、拍子抜けした。

ともあれ、今後も実験して、安定したとわかった段階で、Mail-Deleteとの併用が不要になるかもしれない。

Posted by mikimaru at 05:23 PM | コメント (2)

May 13, 2005

楽天市場の検索機能

わたしはショッピングモールとしては楽天市場以外をほとんど使わない。楽天市場にないものは製造元のサイトから買うこともあるが、ほかの大手通販サイトを利用していない。ごく数回は「ふるさと小包」を利用した程度か。

だがこの楽天市場、いつも商品検索で笑わせてくれる。
たとえば「パン」と入力すると、候補がずらりと出る。(1)商品名に「パン」が付く、(2)カテゴリ名に「パン」が付く、(3)それら商品を収録したカテゴリ一覧など、大きく分けて3種類だ。(2)の中には当然「チノパン」や「パンダ」のカテゴリも候補として混じっている。

(2)で食品のパンを探してクリックすれば多少は違うのかもしれないが、パンと菓子を同時に扱うお店や、パンと何かを扱うお店が対象外となってしまう可能性もあるため、あまり便利ではない。そこで(3)のほうから「食品」をクリックして候補をしぼり、画面上のほうにある「ショップ別」を押す。これなら食べ物の「パン」を売る店が出るだろうと、ついつい思ってしまう。

取扱商品数が多い順序に店舗がソートされるようなのだが、パンを扱っていそうにない「イージャパンアンドカンパニーズ」が上位に出る。ため息。(ちなみにその店は、関西味のカップ麺を買うときに愛用しているので、パンがないことは感覚でピンとくる。おそらく店舗名の「ジャパン」の「パン」に引っかかるのだろう)
けっきょく、パンを多く扱う食品カテゴリ内の店舗を探すには、さらに数回、それに近いカテゴリまで移動しながら候補をしぼっていく必要があるのだ。

あれだけの規模のショッピングサイトなのだから、店舗名を検索対象にするしないのオプションは、ぜひともつけておいていただきたいと思うのだが、まだそういった機能を発見できずにいる。おそらく素直な検索方法以外は、実装されていないのだろう。

ちなみに同じ「パン」で、数カ所のサイトで実験してみたところ:
● ビッダーズは最初の入力で、カテゴリ候補のみが選べる。
● ライブドアデパートは、テナント、カテゴリ、おすすめ商品のどれも「パン」の付く単語に関連したものを表示した。
● ヤフーショッピングは、だいたい楽天市場と同じような雰囲気で「パン」の付く商品がずらりと右側に出て、左側にはそれらを収録するカテゴリ候補が出た。ただし「パン」の付くカテゴリ名のリストは出なかったようだ。
● では最後の頼みで、日本語に強いといわれるgooのサイト内ならどうかと、gooショッピングで検索。これはなかなか予想外にすごくて、カテゴリ候補は出ず、商品名に「パン」がつくものがずらりと出た。

つまり、楽天市場の検索機能は、ショッピングサイトのレベルで考えると、さほど悪いものではないのかもしれない。わたしは満足ができずにいるが、そのうち何らかの改善があるだろうか。

Posted by mikimaru at 08:48 PM | コメント (0)

May 11, 2005

ニホンか、ニッポンか

日常生活では「ニホン」を圧倒的に多く聞くのに、テレビの放送などでは「ニッポン」が多い気がして、ずっと気になっていた。

goo経由、朝日新聞
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050511/K2005051102480.html
話し言葉、「ニホン」が「ニッポン」に圧勝 国立国語研

「日本」の発音はニホンか、ニッポンか――長く論争されてきた問題に「答え」が出た。国立国語研究所などが実際の話し言葉を収録、分析した結果、約8200件の日本関連語で「ニホン」が圧勝した。ニッポンと発音されやすい「日本一」や「日本代表」でも「ニッポン率」は20%程度と分かった。

やはり、日常生活では「ニホン」が多いと感じてきたことは、実際に近い状態だったのだ。それがわかったのは何となく気分がいい。

ところでわたしは「日本語アクセント辞典」というのを持っている。
「最近のアナウンサーはアクセントが変だ」と感じていた言葉もけっこうあったので、買ってすぐにそれらの単語を引いてみた。だが言葉によっては、アクセントは複数掲載されていて、どちらが正しいとも言い切れないようだ。また、これは別の機会に聞いたのだが、そういった辞典の類も、版によって正しいアクセントの表記が変わることがあるという。時代によって多少の変化はあるということか。

Posted by mikimaru at 07:41 PM | コメント (0)

May 10, 2005

映画:幻の湖

以前から話題作(?)と聞いていた「幻の湖」をレンタルDVDで。
(注:この作品は検索するとネタバレサイトが大量に引っかかるので、要注意)

1982年の作品。すでに引退してしまったらしい南條玲子が新人のころに主演したもので、東宝50周年を記念してキャストは超豪華、そして原作・脚本・監督は橋本忍(←のリンクを見ていただければわかる通り、映画界において数々の名作に携わってこられた人物)。

なぜこれだけのキャスト、スタッフが揃っていて、1週間で上映が打ち切りになる伝説のカルトムービーができあがってしまったのか。――数ヶ月前にネタバレサイトを読んでしまっていたものの、気になって仕方がなかったのでDVDを借りてみた。
(ちなみに近所のレンタルビデオ屋には見あたらず、TSUTAYAの郵送レンタルサービスDISCASで予約)

琵琶湖の西側を、白い犬と走るトルコ嬢(現ソープ嬢)。さまざまな季節を白い犬と一緒に走るシーンを中心に冒頭はジョギングばかりを描く(便宜上ジョギングと書いておくが長距離コースを短距離レース並みの速度で走るシーンも多く、普通のジョギングを連想すると微妙に実際と異なるかもしれない)。そしてシーンはいきなり彼女が勤める時代劇風ソープランド。彼女の源氏名は「お市」。そこでは時代劇のようなコスチュームをやめて現代風にするかどうかなどの従業員ミーティングがあって、かたせ梨乃(淀君)がちょっとばかし威張っているシーンが出たり、「お市」が自分によくしてくれた銀行員を通じてたっぷり預金していることなどが会話に出たりする。。。まぁ、どうでもいいといえばどうでもいい導入部分。

そして、彼女の犬が都会の人間に殺される。人間が殺されたかのように捜査に協力的な警察官や周囲にびっくりさせられるが、ともあれ彼女は犯人の糸口をつかみ、それらしき人に会うため東京へ。やっと名前や住所などの個人情報をつかむと、家の前に張りこんで……。ここから先はまぁ、普通はない展開(この映画そのものが「普通はない」だらけなのだが)。

このあたりで、見はじめてから2時間近くが経過していた。長い映画とは聞いていたが、ここまで「山場のない2時間」だと、一息に見るのがつらく、いったんストップを押した。

気力をふりしぼって再開。
琵琶湖にもどった彼女、銀行員と結婚して幸せになるという選択肢もある。ふたりが琵琶湖のまわりをドライブしていると、なななんと、2年も住んでいて初めて見た湖の東側には、彼女の知らない一面があった……!(←2年も住んでりゃ、気づけばいいのに)

まあ、このあと、戦国時代の織田信長やらお市の方などが豪華キャストで少しだけ出てきたり、命を賭けたマラソン勝負があったり、宇宙飛行士が出てきたりします。はい。とにかく、詰めこみすぎなんて言葉は甘いくらいに「わけわかんね〜!」の状況。

ひとつだけ言えるのは、南條玲子が演じた主人公は思いっきり自己中ということ。こんなにも、絵に描いたような自己中は見たことがない、世の中はぜんぶ自分のまわりをまわっているかのような、強烈な思いこみ人間。人間これだけ思いこめたら、逆に幸せかもしれない。

それにしてもこの映画、誰も事前に口を出す人がいなかったのだろうか。ちょっと考えればおかしすぎると思う。もちろん、この程度のおかしさなら世の中を探せばいくらでもあるかもしれないが、それにしても「東宝50周年」と、この内容のギャップがすごすぎるのだ。

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May 09, 2005

横浜そごうに富澤商店オープン

東京新聞ショッパーのrssを購読しはじめたので、これからますますデパート情報が耳にはいりやすくなりそう。本日目にはいったのは、こちら。
http://www.shopper.jp/machikado/index.cfm?depainfo_id=1703&department_id=52

横浜三越が閉店で、横浜界隈の富澤商店ファンはどうするのだろうと、遠い地のことながら心配になっていたところにこのニュース。よかったよかった。

(ショッパーズかと思っていたら、ショッパーだったので、数分後に訂正 ^^;)

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May 08, 2005

マドレーヌ

今日、マドレーヌもどきを焼いた。何が「もどき」かというと、配合はマドレーヌなのだが、ひとくちサイズではなく、中くらいのサイズのケーキ型2個を使ったので、見た目はバターケーキなのだ。わたしは滅多にマドレーヌを焼かないので、もどきであってもほんとうに久しぶりだった。

マドレーヌは型離れが悪いお菓子らしい。いままでさんざん「きれいに抜けない」という話は聞いてきたが、わたしは今回まったく心配していなかった。これまで何度も使った型だし、型離れに苦労したことはなかった。なんといってもマドレーヌはバターが多い。「これだけバターがはいっているのに、抜けないなんてことは、まずない」と思っていた。だがそれでも念のために、型にスプレーオイルをかけてから生地を流した。

焼き上がり、さっそく網に乗せようとした。おや、まさか?
「ぬ、抜けない……」
ハート形に関しては何とか少なめダメージで抜くことができたが、浅いクグロフ型に関しては模様が模様だけになかなか抜けない。周囲にのみ軽くパレットナイフを入れたが、底部分の微妙なデザインにまでナイフは入れられない。できるだけ無理のない範囲でナイフを入れ、網の上で逆さまにすると、
"ぼてっ"
という音とともに、半分だけ落ちてきた。もしやと思い内側を見ると、半分が残っている。きれいな模様が、半分に折れてしまった。

狐につままれた気分。なぜ、こんなことになるのだろう。配合などはパウンドケーキとたいして違わないし、むしろ今日は卵の調子もよくて、よい仕上がりになると思っていたのだ。

強いて言えば、マドレーヌにしてはやや生地が軽かったのかもしれない。ふわふわと、スポンジケーキに近い口当たりだった。あるいは、スプレーオイルではなく、素直にバターを塗っておけばよかったのか? だがスプレーオイルでマドレーヌの悩みが解消された人もいると聞いているし、油脂がまったくないお菓子ならいざしらず、バターがあれだけはいっていて、スプレーオイルと併用で、それでこびりつくのは、よくわからない。最後の可能性だが、今日わたしが参考にしたレシピは、生地を30分休ませろと書いていなかった。休ませたほうがよいとは聞いているが、それが型離れと関係あるのかどうかは、今日の段階ではわからない。

Posted by mikimaru at 09:53 PM | コメント (0)

May 07, 2005

日々のキーワード

gooのトップページを1日数回見るのだが、ここの左側にある注目ワードという欄に、とても珍しいものが出ることがあって楽しみ。先日は「コーヒーラーメン」という言葉にどきりとし、今日は「宇宙芋」。

(ちなみにコーヒーラーメンは、あるお店で出しているものらしい。宇宙芋は、宇宙いも、エアポテトなどで検索される、山芋の仲間で「蔓で上に伸びる」という特徴があるもの。もちろん食べられる)

このキーワード、どういう基準で選ばれるのか、ちょっと興味がある。ためしにいくつかクリックしてみても、爆発的に流行っているとか、テレビで放送したとかいう「なぜ注目ワードなのかわかる」場合が「少ない」。珍しいだけの言葉を完全にランダム表示するならば「押して損した」という気持ちになるキーワードが混じっていてもおかしくないはずだが、なんとなく押したくなるものが多いのだ。ランダム表示なのか、人が選んでいるのか。ちなみに関連メニューの「ランキング」を見ても、それらの注目ワードがランキング上位とは限らないようだ。

Posted by mikimaru at 12:12 PM | コメント (3)

May 06, 2005

個人に優しく、組織に厳しい

JR西日本関連のことで、雑感。

昨日から、愛読しているブログや日記サイトを見ていて、いくつか「ボウリング自体がそれほど悪いのか」という意見を目にした。

よくよく思い直すと、わたしは個人に対する物差しはゆるくとってある。最初の最初から、運転士のスピード出し過ぎが原因と決めつける記事や意見を読むと「早まらないでほしい」と思ったし、その運転士の生い立ちや噂についてとやかく書くスポーツ新聞系の記事や、それをおもしろがってリンクするブログも、できるだけ見ないようにしていた。そして、後日あきらかになった「救助せずに職場に向かった運転士」の存在そのものに嫌悪感はない。自分だってどんな間抜けな判断をくだすか、とっさのときのことはわからないからだ。(だが彼らは上司らに連絡していたという。上司が判断を自分の場所で止めていたという点には、もちろん大きな問題があるだろう)

いっぽう、組織や企業など大きな存在にたいしては、わたしは精密な物差しできっちり測る。乱暴な書き方かもしれないが、もまれて当然とも思う。三人寄れば文殊の知恵というが、大きな企業などは知識と経験の集大成であるべきものだ。個人の場合のように、かばって考えてやる必要があるとは思えない。

誰も「おかしい」と言わない(言えない)。「こうしないか」と提案しない(しづらい)。そういった風土があるのならば、この際どんどんと出せるものを出してしまって、すっきりきれいな存在になる努力をしていただきたいと、切に思う。

さて、ボウリングのことにもどるが:
わたしは何も「あれだけの事故だったのだから、あとからマスコミにたたかれないためには、ボウリングをやめておけばよかったのに」と言いたいのではない。おそらく多くの人がそうだろう。「非番ではあるが、会社に連絡してみたほうがいいのではないか。何か手が必要なのでは」といった思いを抱く人がいなかった(いたのかもしれないが言い出せなかった?)のが、おかしいと思う。ちょっと考えれば、おいおいボウリングやってる場合じゃないだろうに……と思えるのだ。これは「あとからなら何でも書けるし、ただの理屈だ」ということに、なるのだろうか。

Posted by mikimaru at 05:51 PM | コメント (2)

映画:ヴィレッジ

最近は古い映画でもDVDになることが多いので、ビデオで借りることがほとんどなくなってしまった。気づけば何ヶ月も、DVDばかりを借りている。レンタル側にしてもそのほうがたくさん在庫できるし、いいことが多いだろう。うちのビデオデッキは10年以上前に購入したもので、これまでも動作不安定があったが、何ヶ月も使っていない現在では、怖くてビデオなど借りられたものではない。うっかり借りてテープを切ってしまったら責任問題だ。

さて、ナイト・シャマラン監督作品「ヴィレッジ」。

期待しすぎていたせいか、ちょっとつかみが悪く感じられた。思わせぶりな役者たちが揃い、怪奇顔とまで書いては失礼だがいかにも「おどろおどろしい」展開が見え隠れしそうに思えたのだ。舞台設定に不自然さがある、もしくは見る側の疑問が解消されないまま話が進んでいくようで、わくわくする展開とは言い難かった。同監督の「サイン」のように、いきなり目の前に「それ」がいて、ゆらゆら揺れていられても困るのだが、中盤以降であきらかになっていくストーリーには共感も納得もできず、その引っかかるような気持ちは、最後まで残った。もっとも、こういったストーリーが嫌だと思うのはまったく個人的な好みであるし、書くとネタバレになってしまうので、今日はこれにて。

Posted by mikimaru at 01:31 AM | コメント (0)

May 05, 2005

JR西日本「脱線3時間後にボウリング大会」

ここまでくると、大企業の終焉という言葉でもおさまらない。
(新聞社の記事への直リンクはすぐ消えるので、gooニュースへとURL変更)
gooニュース経由、朝日新聞(2005.5.4.夜):http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050505/K2005050400321.html
天王寺車掌区の職員43人が親睦のためのボウリング大会。中止の声は聞かれなかったそうだ。

神経を疑う。常識はないのか。地元の住民が救助に出ているのに出社した運転士だけでもひどい話だ。だがもっと考えさせられるのは、いまごろ明るみに出るとは、誰かが必死に口止めでもしようとしていたのだろうか。運転士2人の件より、当事者も目撃者も桁違いに多いのに、なぜ今日まで話が出なかったのだろう。相手がいさぎよく認めて自ら公表するまで記事にしないという約束でもあるのだろうか。

9年監禁されていた少女が発見されたとき、新潟県警のお偉いさん方は接待麻雀をしていた(接待の相手は警察庁の監察官、つまり警察官の不正があれば取り締まるべき部署だったのだから開いた口がふさがらない)。今回もおそらく、親睦とは名ばかりで、出席しないと問題になるような風土があったのではないかという想像が働く。

Posted by mikimaru at 12:00 AM | コメント (0)

May 04, 2005

徳島自衛官変死事件

以前から何度かテレビの特集などで見かけていたが、徳島自衛官変死事件は、4月下旬にまたもや県警が事件性なしとして逃げ切ったようだ。ほかにもう打つ手はないのだろうか。ご家族の気持ちを考えると、なんともやりきれない。
http://www.nmt.ne.jp/~micino/jiken/

下世話な想像で申し訳ないが、この疑問符だらけの事件を自殺と決めつける態度が最初の最初からあきらかだったことを思うと、徳島県警は最初から犯人を知っていて、かばうために話をそらそうとしているのかと勘ぐりたくなる。

そもそも全力疾走をしても飛び降りられるかどうかの飛距離に「自殺体」が落ちていると考えるより、他殺体または事件性があると考えるほうが普通だろうし(まずもって橋の上から助走をつけて川に飛び降りるのは無理ではないかと思う)、また、家族より先に自衛隊の上司に「自殺」と伝えているのもおかしい。ましてその時間はまだ解剖もされていなかったという。

この事件を記憶している人が全員いなくなるまで、何十年でも、県警は逃げつづけるつもりなのだろうか。

Posted by mikimaru at 10:28 AM | コメント (0)

May 01, 2005

餡の話

4月に桜餅を2回作った。まるきり季節はずれな時期なら和菓子店などに「ちょっと餡をわけてもらえませんか」と言えば、美味しいものが買えるのはわかっているが、この時期はどこも自分の店の分で精一杯だろう。実際に近所の和菓子店では一度断られた。

そこで、1回目は近所のスーパーで、田中製餡というメーカーのこしあん(密封パック)を買い、いきなり鍋にかけて焦げつくのも怖かったので、少しだけ水を足してから煮詰め直した(丸めやすくなるまで適度に加熱し水分を飛ばすことを「火取り」というらしい)。

2回目は、吉祥寺の富澤商店で500g入りのこしあんが売られていたので、これは鍋に直接入れて火取りをした。こしあんには並と上があったのだが、並でもじゅうぶんにクリーミーだった。火取りをしてもなかなか固まらなかったので、逆に苦労したが。

小倉餡を自分で作るのはさほど大変なことではないが、こし餡を作るのは面倒だと個人的には思う。小豆を茹でて裏ごしし、まず「生餡」を作る。それを砂糖や水飴とともに加熱してこしあんを作るのだ。ずっと煮詰めていけばよい小倉のほうが楽。だから、こしあんを小豆から作ろうということは最初から考えていなかった。

こしあんは、乾燥させて売られている「さらしあん」などからでも美味しく作ることができる。どうしてものときのため、2袋ほど買ってある。

参考リンク:
桜餅などの写真は、mikimarulog -食べ物写真-をどうぞ。

Posted by mikimaru at 12:33 PM | コメント (0)