4月に桜餅を2回作った。まるきり季節はずれな時期なら和菓子店などに「ちょっと餡をわけてもらえませんか」と言えば、美味しいものが買えるのはわかっているが、この時期はどこも自分の店の分で精一杯だろう。実際に近所の和菓子店では一度断られた。
そこで、1回目は近所のスーパーで、田中製餡というメーカーのこしあん(密封パック)を買い、いきなり鍋にかけて焦げつくのも怖かったので、少しだけ水を足してから煮詰め直した(丸めやすくなるまで適度に加熱し水分を飛ばすことを「火取り」というらしい)。
2回目は、吉祥寺の富澤商店で500g入りのこしあんが売られていたので、これは鍋に直接入れて火取りをした。こしあんには並と上があったのだが、並でもじゅうぶんにクリーミーだった。火取りをしてもなかなか固まらなかったので、逆に苦労したが。
小倉餡を自分で作るのはさほど大変なことではないが、こし餡を作るのは面倒だと個人的には思う。小豆を茹でて裏ごしし、まず「生餡」を作る。それを砂糖や水飴とともに加熱してこしあんを作るのだ。ずっと煮詰めていけばよい小倉のほうが楽。だから、こしあんを小豆から作ろうということは最初から考えていなかった。
こしあんは、乾燥させて売られている「さらしあん」などからでも美味しく作ることができる。どうしてものときのため、2袋ほど買ってある。
参考リンク:
桜餅などの写真は、mikimarulog -食べ物写真-をどうぞ。
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