October 30, 2005

いまさらながらNetscape Composer

Mac OSX用には、そこそこ使えて無料または安価なHTML作成ソフトが見あたらない。これはずっと前からの悩みだった。なにせWindowsでは定評あるIBMホームページビルダーをお守りにしていたので(――ほとんどは手書きだったがいざというときタグの間違いを指摘してもらえた)、簡単なチェック手段がないことには不安でしかたない。

さんざん迷って、ついに「いまさらだがタダにはかなわないので、Netscape Composerだ」と、Netscapeをメインブラウザにしていた時代にすら使っていなかったものを使ってみた。

ひとまずの目的としては、色指定やスタイルでついついHTML的な書き方( fontタグやら、bgcolor属性やら)をしてしまうわたしが、スタイルシート的な書き方を覚えて手で打つよりは、ちょっとしたところだけでもメニューでやってもらおうというだけなので、さほど高い機能は必要ない。

とりあえず、数日のあいだテキスト中心のファイルを作っている。いまのところ面倒なのは「コンポーザだけ起動させる方法を忘れてしまった」ことだ。いちいちブラウザが立ち上がるので重くて仕方ない。おそらく何かオプションを付ければいいのだろうが、ちょっと調べてみようか。

ところで先日、新Macがやってきた。これはそれで書いている。画面が大きくて気持ちいい。その件はまたのちほど。

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October 28, 2005

コクヨのデジカメスタンド

デジカメ用の三脚が我が家にやってきた。これでぐ〜んと楽にきれいに撮れることだろう。さきほどさっそく別館用の食品を撮影。これから活躍しそうだ。

食品の場合は接写が多く、室内で白いものを夜に撮るとフラッシュが使えない。蛍光灯の明かりだけが頼りだが、やや手ぶれのようなぼけた仕上がりになってしまうことも。三脚があればそんなリスクが減るだろう。

楽天でも同じものがいくつか売られているが、そこそこ安いのは、こちら
コクヨ デジカメスタンド DG-S1
もっと安い場所があるかもしれないので、いちおう検索されたし。

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October 27, 2005

映画:キングダム・オブ・ヘブン

キングダム・オブ・ヘブン - 公式サイト / IMDB: KIngdom of Heaven(英語)

先日こちらに書いたショーン・オブ・ザ・デッドより先より先に見ていたのだが、まだ書いていなかった。

12世紀のフランス、十字軍遠征の時代。通りかかったある領主が鍛冶屋のバリアンに親子の名乗りをあげ、ともに遠征へと誘う。いったんは断るバリアンだが、ある思いから父である領主のあとを追い、やがて正式に地位を相続。人々やイスラエルの王の信頼を得たものの、やがて若き王はなくなり、その妹でありバリアンに思いを寄せていた王女は、本来ならば処罰されていたはずの自らの夫を新王と認めることとなった。やがて新王はイスラム教徒へ理不尽で無謀な戦いをしかけて惨敗、兵力のない都エルサレムに、イスラム教徒がやってくる。残されたバリアン、そして市民の運命は――

バリアンを演じたオーランド・ブルームは「ロード・オブ・ザ・リング」のレゴラス役で一躍有名になった。その後「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「トロイ」などの出演作もあったが(パイレーツはジョニー・デップに食われ、トロイは役柄が情けなかったのであまり好印象なし)、今回のバリアン役はとてもよく、まったく一度も「あのレゴラスが」と思い出すことなく見ていられた。

話としては史実に基づいているとのことで大きな不満はないのだが、あまりにも「わらしべ長者」。鍛冶屋であり、出自も知らず、事情により追われる身になった青年が領主である父により守られ、領地を相続(その時期からなぜか剣も上達し兵法にも通じてしまう ^^;)。エルサレム王のおぼえめでたく、その妹とは道ならぬ恋に。

まあ、そのあたりの展開を丁寧に描いていたら正月のテレビ東京のように10時間時代劇になってしまうので、仕方ないのはわかっている。

配役もなかなかよかった。見終わるまでどうしても名前が出てこなかった「この俳優誰だっけ」のジェレミー・アイアンズ、素顔がアップになることが一度もなく、声だけは印象的だと思っていたエルサレム王がなんとエドワード・ノートン。そして前半で亡くなってしまう主人公の父はリーアム・ニーソンだった。

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October 26, 2005

小雨の日本橋

今日は午後から浅草橋で用事があった。帰りはどこかのデパ地下を見て帰ろうと思っていたのだが、用事が済んでみると最寄りの屋根なしバス停は小雨、しかもどうやら八重洲口方面行きは通過した直後のようで、次まで20分もあり(こういうところが住宅街かオフィス街かの違いだろうか、うちの近所ならどんなに待っても12分で、多いのは6分間隔だ)、しかたないので都営地下鉄で日本橋へ。日本橋の三越を見てみたい気分だったのだが――。

三越は地下鉄の日本橋からだとけっこう歩く。ほかのデパートたちへは地下から行けるのに三越に行くにはいったん地上を出て早足でも3分以上、おそらく意識せずにのんびり歩けば5分くらいはかかる。(注:これは地下鉄改札からではなく、さんざん駅構内を「三越方向」という案内に従って数分歩いたあと、最寄りの出口から考えて)
歩きたくなければ三越に地下でつながる「三越前駅」というのもあるのだが、これは東京メトロ(旧:営団地下鉄)の銀座線と半蔵門線のみなので、都営地下鉄の日本橋で降りた人間にはあまり関係がない。

小雨の中やっと到着した三越。だが、日本橋という場所柄か、あるいは本店という気負いなのか、やたらと高級店のような気がして体がなじまない。地下にあるフォートナム&メイソンを見ることも目的のひとつだったが、とくにそのB2フロアはきれいすぎて落ち着かない。とくに欲しいものも見つからないし、足も痛くなってきたので帰ろうかと思うものの、手ぶらで帰宅するのもしゃくに障る。

そこで、目の前にある三越前駅の改札にはいらず、地上から高島屋に行くことにした。わたしは高島屋が割と好きだ。一番よく行くのは新宿南口のタイムズスクエアだが、日本橋店は家から東西線で1本、乗り換えなしで物産展に行けるのでときどき利用している。

雨の中、さきほどいったんは通過した高島屋までもどった。Peckという名前のパン屋さんで買い物をし、ホットでも飲めるというデザート酢の「オークスハート」という店を見たりしてから(夏から秋にかけて買った酢飲料がたくさんあるので今日は見送ったが、とても美味しそうな酢がたくさんあった)、最寄り駅まで地下鉄でもどった。

こんなに疲れていて、小雨で、夕方でなかったら、日本橋三越の近くに期間限定で三井越後屋ステーションという江戸テイストなものがオープンしているようなので見てみたかったが、また機会もあるだろう。

ところで、先日の衆議院選のころ、自民党と民主党の違いは三越と高島屋のようなものという言葉をどこかで読みかじったが、わたしにしてみるとかなり違うのだ。自民と民主のほうがより似ているように思える(^^;。

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October 25, 2005

映画:ショーン・オブ・ザ・デッド

ドーン・オブ・ザ・デッドではなく、2004年のイギリス映画。
IMDB: Shaun of the Dead - ショーン・オブ・ザ・デッド(英語)

てっきりゾンビストーリーをお笑いにしたパロディ映画かと思ったが、独自の持ち味がある作品だった。笑えるシーンも確かに多いが、かなり練りこんだ辛口の「大人の笑い」が根底にある。

主人公たちがだらだらと怠惰に日常を送るなか、ロンドンには怪事件(死んだ人が生き返って生きた人間を襲うというおきまりのゾンビストーリー)が日増しに増えていた。だが事態が深刻になり自分たちの身の回りに彼らが現れるぎりぎりの瞬間まで、ロンドン市民や主人公らは「それ」を驚異とも現実ともとらえていなかった。

身に降りかかるそのときまで何事も他人事(ひとごと)。実際にこんなものかもしれないなと思って見ていたが、ラストシーンにはちょっとびっくりさせられた――やはり明るい映画だったのか?(^^:

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October 24, 2005

10月分のチェック終了

mikimaru.netリンク集の10月分チェック終了。先月は書き忘れたが、きちんと毎月おこなっている。

掲載数が増えてきたことが大きな要因ではあるが、以前は2〜3日でやっていたことをが、休み休み1週間くらいかかるようになってしまった。いちおうリンクが生きているかどうかのチェックだけでなく、表紙くらいはざっと読んでいるので、関連あるサイトなども見に行ってしまう。それにどこかを眺めていると何となくのひらめきで「こんなサイトもあるかも」と突然に検索をはじめたりと、作業をしているつもりであっても寄り道が多いが、それもまた楽しい。

今年の前半の予想では、年内に千くらい溜まるだろうなどと考えていたが、さすがにそれは無理だろうな。

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October 22, 2005

チーズバーガー法案

エキサイト経由のロイター記事によると
チーズバーガー法、米下院で可決
だそうだ。

[ワシントン 20日 ロイター] 肥満の原因として食品産業を訴えることを禁じる、いわゆる「チーズバーガー法案」が水曜日に米下院で可決された。

先日「スーパーサイズミー」を見たが、やはりファーストフードは太ると思う。これで食品企業を訴えられないというのなら、経済が潤うという理由だけでファーストフード業界に歯止めをかけない行政を訴えるのがいいだろう。

ホワイトハウスは、「個人の肥満の原因は食品メーカー、販売業者、卸売業者、スポンサーにあるのではない。肥満は個人の食品摂取に起因するものである」との声明を発表して同法案を議会に差し戻していた。

日本など一部の国がアスベストの危険性を古くから知りながら、業界への配慮としがらみで国民の啓蒙をおろそかにしてきた問題と通じるような気がするのは、気のせいか?

わたしは何でもかんでも訴えればいいと言っているのではないし、自分の過失で足にコーヒーをかけてマクドナルドを訴えた高齢女性やら、電子レンジに猫を入れたなどという話は、失礼かとは思うがおバカではないかと思う(同時にそれで買った負けたが決まるアメリカの裁判社会も冗談のようだと思う)――だが訴えることが世間へのPRになることも、多くある。日本でも公害や自然破壊の訴訟で原告を人間以外にする例もある。

アメリカ合衆国(そしてアジアの片隅にあると言われているニ○ンという属国も)、世界の飢餓を思えば高カロリー食を減らさなければいけないと、強く感じる。

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October 21, 2005

「大奥」と、徳川将軍家

割と時代劇などは好きなほうで、フジテレビのテレビ番組「大奥」も、だいたいのところは見ている。(しかし眉がほとんど見えない小池栄子は怖くてたまらないのだが…、誰がキャスティングしたのだろ ^^:?)

テレビ番組で見る大奥とはきらびやかでおもしろそうな場ではあるが、将軍の子を宿し育てることだけを目的とした機関であることを思えば、表現は悪いが(毎日むりやり餌をやって卵を産ませる種類の)養鶏場と大差なかったように想像する。もっとも、追いつめられて疲弊するのは伽をつとめる女性たちだけとは限らず、乳幼児の死亡率が高かった当時において少しでも多くの種を世に残さねばならないとされた将軍本人も同じことだっただろう。

何ヶ月か前、こんな本を見つけて読んでみた。
徳川将軍家十五代のカルテ

著者の篠田達明は作家であると同時に整形外科医でもあり、歴史的な資料ををもとに医学的な見地から徳川家の人々に診断をくだしている。

将軍らの死因や生前の罹病については章を分けて解説し、それとからめて当時の世相をつづっていく。たとえば医師を何人もかかえる将軍家であろうと、やはり高かった子供の死亡率――そのため長子が家を継ぐとは限らず、何番目かの子に順番がまわってきた。

この本はまず歴代将軍と主だった側室の身長からはじまる。当時は一般人より食生活がよかったであろう方々でも、やはり将軍が150センチ台、正室や側室は140センチ台だ。将軍については死亡ののちに等身大の位牌が作られる習慣があったために、ほぼ正確な身長がわかっているという。

死亡時に成人であった五代将軍綱吉は慎重が124センチ(病気による低身長)で、これは子供のうちに亡くなった七代将軍よりも背が低い。あきらかな病気にかかっていたと思われる将軍は計三名だが、こうしたことは映像としての時代劇ばかりを楽しんでいてもなかなかわかりにくい史実ではないだろうか。

かなり薄くて読みやすいので、ちょっとした機会におすすめの一冊。

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October 17, 2005

地震の備え

昨日の日曜日、テレビ番組「噂の東京マガジン」で災害時の徒歩帰宅の実験があった。レギュラーメンバーが都心から調布まで歩いたのだが、靴擦れが痛々しく、到着まで5時間くらいかかっていたようだ。
そのとき紹介されていた本「震災時帰宅支援マップ (首都圏版)」を楽天ブックスで注文し、今度はDVDを見ていると、エンディングのクレジットが出はじめたところで地震。

時間は短くて済んだが、かなり揺れた。

ぐらりと来た直後に玄関をあけ、閉じこめられることがないようにしていたのだが、夕方の地震、しかもDVDを見ているときというのは不吉な思いがある。去年の10月中旬、このブログにも書いたが「リリイ・シュッシュのすべて」という映画を見ていて、終わり頃にぐらりと来た。それが新潟の中越地震だった。

今回の震源はどこだろうと、ニュースを見ると茨城県。今回はニュースもすぐに終了した。テレビでは「やや大きめの地震」と表現されていたようだ。体感としては「大きな地震」だったのだが、多少は気持ちの問題もあったのだろうか。

災害時の備えとして、少量だが缶入りパン(乾パンではなく、缶詰のパン)や、水を入れてもどす米飯類、クラッカー、水などが袋に詰めてある。手回し充電たまご、ちょっとした救急用品も気づいた範囲で詰めた。使わなければそれに越したことはないが、いざというときには、できるだけ落ちついて対処できるようにしたいと思っている。

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October 13, 2005

映画:スーパーサイズミー

噂には聞いていたが迫力満点。監督自ら30日間の3食すべてをマクドナルドで済ませる(水ですらマクドナルドで売られているブランドのみを買う)のだ。実験前に複数の医師に診てもらったメディカルチェックでは、普段から野菜も摂っていて血液や漢族にも問題がなく、体型も普通だった健康体。それがほどなく変調をきたし、半月すぎるころには医師ら協力者からもストップがかかるのだが、それでもどうにか30日が終わる。

スーパーサイズミー - goo映画の特集記事

自らに課したルールが厳しい。「スーパーサイズにしますか?」と聞かれたら断らない、店のメニューはすべて食べる、食事のすべてをマクドナルドに売られているもので済ませる――このため医師から薬を勧められても「マクドナルドに薬が売られていたらなぁ」とつぶやくのだが、見ているほうがはらはらしてしまった。

フィクションではないので内容を書いてしまうが、ご了承を。

途中で何度か、見ているのがつらくなった。
◇ 増えていく体重(実験終了後には約11キロ増)。
◇ 健康体だったはずが、半月経過の段階で血液検査はほぼすべてが異常値を示し、もはや立派な病人とのお墨付きを得る。
◇ 三日目で食べ過ぎのあまり吐いた同じ人間が、実験中盤以降は中毒症状(食べないと具合が悪い)を示した。
◇ そして、アメリカに限らずマクドナルドなどファーストフードチェーンのある国々の子供たちが、こうした食生活に浸りきっている現状。

食べたいものは我慢せず、好きなときに好きなものを食べて、そのかわり室内運動器具やダイエットフードなどに莫大なお金をかける――これはどう考えても間違っているし、人々が餓死している国があるいっぽうで、なんと恥ずかしいことだろうと思う。だがアメリカほどではないにせよ、日本も似たようなものだ。

月並みな締めくくりで申し訳ないが、平均すると月に2回くらいケンタかマクドナルドを買っていたが、少し減らさなければいけないような気がしている。自分の健康のためというのもあるが、儲けさせて調子に乗られるのは何だかしゃくに障るのだ (--; 。アマゾンの緑を切り開いて広大な牛肉農場を作っているような業界なのだから(――この話題は今回の映画に出てきたわけではなく、少なくともマクドナルドがこうしていることは広く知られた事実)、もっと謙虚になっていただきたい。

さて、この映画で特筆すべきは同居の恋人(ベジタリアン)だ。実験終了とともに開始できるよう、「解毒プログラム」と称して栄養価が高く解毒作用のある有機野菜を食べさせる段取りを組んだ。前向きな考え方ができる人だと思う。わたしなら実験の相談を受けた段階で大反対してそれっきりだろう。

Posted by mikimaru at 01:12 AM | コメント (0)

October 11, 2005

甘い麦茶の何が悪い(--;

Exciteコネタにて
砂糖入り麦茶って、ヘンですか?
を読んで、びっくり。

関東で砂糖入り麦茶を飲んで育った人間としては、全国的に見れば多少は珍しいのかと思いつつも「びっくりされるなんてとんでもない」という感覚でいた。断言するが「これはうまい」のだ。子供時代に親が一生懸命に麦茶を煮出して砂糖を入れ、学校から帰るころには冷蔵庫で冷えているようにしてくれた苦労のたまもの。もちろん当時はそんな苦労も知らずにゴクゴク飲んでいたのだが、これはまさに「お袋テイスト」といえるものなのだ。

さあ、信じていない皆さん。夏に余った麦茶を熱湯で煮出して、砂糖を入れて冷まして飲んでみましょう。

Posted by mikimaru at 04:29 PM | コメント (2)

国勢調査

今年はネット上の知人が調査に協力されていると読んだこともあって、気苦労の多いであろう調査員には親切にしてあげようと心待ちにしていたのだが、つい数日前(6日ころ)まで、やってくる気配すらなかった。忘れられているのかと思ったが、ある日ようやく郵便受けに調査票がはいって、郵送で返してくれと書かれていた。

郵送で返せというのは、喜楽だし合理的だと思う。だがやや納得がいかなかったのは、留守ではなかったのに事実に反して"留守だから"郵便受けに入れておくとメモがついていたことだ。毎日のように「今日は来るか?」と待っていたし、入れられた日にも在宅していた。わたしが居住する区はそういうシステム(郵便受けに入れる)になったのかもしれないが、ならば「留守だったから」という小さな嘘でも、書かないでほしい。

担当地区の人々が非協力的で調査票を集められないからと憤慨する調査員が、調査票を燃やしてしまったらしいという報道もあった。たしかにわたしも「久しぶりにやってきた自分の大家をセールスと間違えて門前払いしそうになった」という笑えない経験があるので、国勢調査が来ることをしらずにいたら詐欺かもしれないと疑ったり、迷惑に感じたりしてしまうことがあるかもしれない。

どんどんと人間関係が希薄になり、個人情報の流出や悪用が問題となる世の中で、5年後も果たして現在のシステムをつづけているのだろうか。調査員になられる方には胃が痛いことだろう。

Posted by mikimaru at 02:03 AM | コメント (0)

DOS時代のファイラー"FD"の作者、逝去

スラッシュドットジャパンの記事によると、FDの作者である出射厚(いでいあつし)さんが昨年お亡くなりになっていたそうだ。

FDという言葉では記憶が曖昧な方のため、どんなソフトを開発されていたか、ベクターのリンクをご紹介。
http://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an000006.html
わたしはNECのPC-98のころ使わせていただいていたが、Win95を買ったあとでどうしてもエクスプローラでは消せないファイルに遭遇することもあり、DOS/V版でもお世話になった。

ご冥福をお祈りします。

Posted by mikimaru at 01:47 AM | コメント (0)

October 09, 2005

仙道敦子

あまりにつまらなかったので記事のタイトルを映画名にしなかったのだが、小柳ルミ子主演の「白蛇抄」をDVDで見たら、仙道敦子が出ていた。

出演作品数はそれほど多くないが、十代前半から存在感のあった女優。映画なら「湯殿山麓呪い村」、テレビなら「セーラー服反逆同盟」主演(ちとマニアックか)、1980年代版の「大奥」での皇女和宮などがある。

この映画のころも14才くらいだったと思われるが、体も自由にならないのに色ぼけして本能的に襲いかかってくる住職(ほとんど謎の生命体か不気味な大ダコのようにからみつく気色悪さ)を、振り払おうともがきにもがいて最後は足蹴りにする迫力は、いまどきの十代にはあまりない演技力だ。

重要キャラクタとして登場していた若いころの杉本哲太は台詞が下手だったし、キャラクタ設定として主演の小柳ルミ子がよくわからずにストーリー(あれば)にも気持ちがはいらず、夏八木勲はひたすらに色好みのまぬけな刑事、住職(特別出演の若山富三郎)は前述の通りに大ダコでありこちらもまたキャラ設定に深みがなく…。しかも長いのだ、この映画。仙道敦子だけが救いだった。

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October 08, 2005

そろそろ紅玉の季節

楽天市場で検索をし、そろそろ出まわる紅玉の値段をチェック。表面に傷があったり変形しているものを集めた割安商品があったので、もともとアップルパイなど加工用を考えていたわたしは飛びついた。送料を入れても1個あたり170円弱になるから(実際にはポイントを使うのでもう少し安い)、なかなかのお買い物だと思っている。

日付指定はしなかったが、いつごろ送られてくるのだろうか。いまからワクワクしている。

通年商品としてアップルパイが評判の洋菓子店では、紅玉にこだわらずその季節で一番美味しいリンゴを使っているようだが、わたしは去年から紅玉が好きになってしまった。11月になれば近所のスーパーでも買えるのはわかっているが、待ちきれない。それに今年は何回かきちんとアップルパイを焼きたいと思っているので、そのたびに買いに行くのではなく、初めてまとめ買いをしてみようと思った。――と言っても、何週間ももつものではないから、今回は12玉〜14玉くらいの1箱だ。

気の早い話だが、夏のうちから「秋になったらアップルパイを焼こう」と、風味付けのカルバドスまで買ってある。今年の2月に製菓学校の実習に参加したとき、初めてカルバドスを使った。ほんの少したらすだけで、香りが格段によくなるとわかった。

早く来い来い、紅玉りんご。

注文した紅玉 → 人気急上昇!!酸っぱ〜い小玉りんご訳あり『紅玉』2.4kgダンボール・モールドパック詰(約12〜...

Posted by mikimaru at 11:37 PM | コメント (0)

October 07, 2005

1ページに貼るブログパーツの数

ブロードバンドの人ばかりではないし、Flashが多すぎると不具合を起こすブラウザもあるだろうし…。そんなこんなで、わたしは1ページあたりブログパーツ2個までの設置が適切だと思っている。だが世の中にはとてつもない数を設置している人が、少なからずいらっしゃるようだ。

先日ブログ以外の場所で「タグふれんず」というものを設置した。小さな窓に木や家のアイテムをおいたりして、自分なりの空間を作っていくものだ。といっても、いちおう「売り」はチャットということらしいが、チャットとしてより自分なりの場所が作れるというささやかな楽しみ方がわたしには向いている。

ときどき自分のところに来たお客さんのところを覗きに出かけ、その場所にあった通過記録を見ては次々にクリックしつつよそを見学するのだが、だいたい5件目くらいでやめてしまうことが多い。大きな理由のひとつは「重すぎるブログに出くわす」、もうひとつは「タグふれんずが貼られていないのであとがつづかない」などだ(←後者はなんのためなのか理由がわからない)。

重すぎるブログというのは、ハーボット、メロメロパーク、タグふれんず、ケロール、さすらいペット旅情編、天気予報、cocoa island、こうさぎ(BlogPet)など、何もここまで集めなくてもと思う数が1ページに貼られている。すべてをきっちり読みこんだら2〜3分かかるかもしれないが、使っている本人はどういった接続環境(とスペック)なのだろうか。それもひとりやふたりではないのだから、首をかしげてしまう。――こういう場所に出くわすとすぐにストップキーを押し、ブラウザの履歴から自分の場所にもどるようにしている。

中には上手な使い方をしている人がいて、たくさんのブログパーツをブログの記事(トップページではなく)に貼っている例があった。「ハーボットならこちら」「メロメロパークはこちら」と、別の記事にそれぞれリンクが張ってあるのだ。なるほど、これならば見る側にとってもあまり負担ではないかもしれない。

わたしも気づかずにいろいろ重すぎることをやっているかもしれないが、できるだけ気を付けていきたいと思う。

Posted by mikimaru at 01:30 AM | コメント (2)

October 05, 2005

Webメール de PostPet 開始

はたして正式に開始と言えるのかどうかよくわからないのだが、とりあえずログインしてみたところペット設定画面が出た。
http://www.postpet.so-net.ne.jp/webmail/

背景が真っ白。家具も何もない。洗ってあげたいがお風呂も見えない。これは「有料で家具を買え」ということなのか、それとも初日だから不具合があるのか…。ちなみに模様替えボタンを押したが、意味がよくわからなかった。

すでに専用のメールアドレスはPOP3で使っているので、Webメール上で設定したペンギンをずっと使うつもりはないが、もう何回かはログインしてみようと思う。

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その後、何度か挑戦するうち「模様替え」メニューが動作した。やはり先ほど書いた時点では混雑でうまく反応していなかったのだろうか。ともあれ、これでしばらく様子を見よう。

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October 04, 2005

「TVのチカラ」 - (2005年10月03日)

3時間の特番を組んでおいて、これはないだろうと思う。半分の時間を割いて事実上の目玉となっていた上智大生の殺害放火事件が、あまりにも残念な扱い。途中で「あれ、おかしいな?」とは思ったのだが、見るのをやめるわけにもいかず、ついつい見てしまった。

番組内容は、こちら → TVのチカラ SOSファイル

最初にわたしの疑問を書いておくが、番組はこの事件を「投げて」いるのだろうか?

番組予告や随所の匂わせ方から、この事件に何か重大な新発見があったのかと思ってしまった。とすれば、情報提供をしようという意図で番組を見る人はほとんどいないだろう。経過と結論を見たいと思ってチャンネルを合わせる人のほうが圧倒的に多いはずだ。番組の最後で、今回の特集が被害者のご家族を約1年に渡り取材してきた記録だとわかった。そしてとってつけたように「あなたの情報をお待ちしています」と、しめくくった――。

最初から「これまでの経過」として見せるべきなのだ。ご家族、とくに自分たちを責めるあまりに記憶を掘り起こそうとアメリカにまで渡ったご夫妻の気持ちは、センセーショナルな予告がなくてもじゅうぶんに放映の対象として成り立つだろう。新たな発見があったかのように匂わせて視聴者を増やそうとは、あまりにも安易。例えは悪いがテレ朝お得意の川口某探検隊とどこが違うというのだ。

被害者のお母様は、娘さん宛に男性からかかってきた電話のことをご自分がきちんと記憶していればと、それが犯人だったかもしれないと、それを思い詰めるあまりに、ご自分の記憶に肉付けをしていたことがわかった。アメリカでその事実があきらかになったとき、ご両親はうちひしがれながらも、ひとつの可能性がこれでつぶれたから、ひとつひとつをつぶしていこうという強さを見せた。そのことひとつとっても、とても一般人にはまねができないことだ。だが番組宣伝の内容と当日の編集姿勢は、そのご両親に失礼のないものだっただろうか。


最初に書いた、わたしが途中でおかしいと思った、という点について:

激しい雨と放火で物的証拠がほとんど何もない状況、新たな目撃者も証言もない中で、ご両親があとから(当時も多少はそう思われていたのかはともかく)ストーカー説に大きく傾いていったのではないかと思える部分が何カ所かあった。たとえば、不審な男につきまとわれていたという事例は「あとから思えばそうだった」という程度の、1〜2回あったことの積み重ねだったと思えるのだ。少なくともあの番組を見た範囲では些細な事例だ。被害者のご家族がどう思われたかはともかく、編集がこれでは「全体が大きく傾いている」と判断するのが普通だろう。

そして番組最後のほうはもう完全に、娘さんに一度だけかかってきた電話の男性について名前を思い出しさえすればそれが犯人だという、確定したナレーションまではいってしまった。そんなことはありえない。常識的に考えてそれはあきらかだ。


この事件の犯人は、つかまってほしい。だがいつも何気なく見ているこの番組には失望した。
(だがまたきっと見てしまうのだろう…)

Posted by mikimaru at 07:36 PM | コメント (0)

October 03, 2005

里見浩太朗かと思った

ライブドアがアルジャジーラの記事を配信するというので、ライブドアのニュースを見るつもりが、先になぜかここを見てしまった。
人生ゲームM&Aライブドア版

この左上のイラストは、若いころの里見浩太朗かと(^^;。似てませんか?

Posted by mikimaru at 11:34 AM | コメント (2)

October 02, 2005

映画:痩せゆく男

ツタヤのDISCASでレンタル希望にスティーブン・キング作品をけっこう入れているが、先日到着したのがこれ。英語での原題は Thinner だ。

ジプシーの老女を交通事故で殺害してしまった弁護士が、フェアでない審理の末に無罪となり、その審理に荷担した仲間たちとともにジプシーの長老に呪いをかけられるという話。

――それ以上でも以下でもないし、とてつもなくひねりがあるとか、何か特別に期待をさせることはないのだが、見終わってから頭を抱えている。それはデジャブといえばよいのか、最後のシーンで重要なアイテムとなる「パイ」の使われ方だ。

以下、もしかするとネタバレになるかもしれないが、ご了承を。

Internet Movie Database(英語)によると、この作品は1996年作で、ほかに映像化された記録はなさそうだ。そしてわたしはスティーブン・キングの作品は圧倒的に映像で見ているものが多く、活字で読んだ作品の中にThinnerは含まれていなかったと、ほぼ言い切ることができる。またこの作品を見たのも初めてだと、これも8割以上は自信がある。

……だが、あのパイの使われ方には、役割としても映像としても、細部に至るまで生々しく既視感を覚えた。まるでそれによってうなされた過去があるかのように、子供のころにそれで怖い思いをしたかのように、とても深いところで脳が反応した。

パイと「血」といった要素は、もちろんイギリス料理にもあるし(肉を使ったパイ料理、キドニーパイなど)、映画などで描かれることはあったかもしれない。だがああいった「呪い」との組み合わせや、人を怖がらせる小道具として出てきた作品が、何かほかにあったのだろうか。それがどうしても思い出せない。

わたしが忘れていただけで、今回の作品をテレビ放映などで最後だけ見たことがあった、というのが妥当な推測かもしれないが、それにしても見てから10年以内でこれほど(ほかの細部が)記憶から消えてなくなるものだろうか。しばらくは悩みそうだ。

Posted by mikimaru at 02:22 AM | コメント (2)