まずいと決まっているイギリス料理をこういうタイトルで出版するのだから、まずいのは事実だがこんなうまい食べたかもあるぞ、といった逆説的なエッセイかと思ったら、20ページ以上を読んでも「まだマズイ話しか出てこない」。しかも本格的にまずそうで、読みつづける気力がなくなりかけている(--;。
イギリスはおいしい
野菜はどんなものでもとにかく茹でて(それも型くずれして色が悪くなろうと、じっくり長めの時間)、茹でたらそのあとは食べる。舌触りや見た目に気を配る食の風土がないため、とにかく茹でるだけといった事例を見ていたら、悲しくなった。学食だろうとホテルだろうと大差ないとまで書かれている。
文庫になってからも10年以上増刷をつづけている本だし、きっとこの先はおもしろいのだろうな。スコーンの話なども出てきそうだし、がんばって読んでみよう。
ちなみにイギリスの料理(ロンドンで食べた範囲)がまずいというのは、数回しか旅行に出ていないわたしですら実感している。あの印象は強烈だ。移動したパリでパン屋のサンドイッチにマヨネーズらしきものがはいっていただけで、感動して涙が出てきた。ちなみにその前日、ロンドンでは食パンに野菜とチーズらしきものが調味料なしで挟んであった。しいて言えば塩ははいっていたかもしれないが。。。
翌日、追記:
やっと38ページから、「料理法はまずいが素材はおいしい」という話になってきた。よかった。これで安心して読み進められる。
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