April 13, 2006

割り箸、中国の対日輸出が停止予定

今日の日経新聞によると、日本の割り箸の9割をしめる中国産が、森林保護を目的とした方針により、2008年ころ輸出停止となる見通し。すでに3割程度の値上げがなされているという。

え〜、割り箸ね。ほかのものならともかく、割り箸。日本人は使いすぎなので、この件では別にたいしたコメントはない。

使いすぎは、とくにコンビニで顕著だ。オフィスや出先で食べるものとはかぎらず、住宅街にあるコンビニなら自宅用が多いとわかってほしいものだが――不要かどうかを聞いてくれる店員さんが、この数年でやっと少し増えてきた程度。不要と答えても、温めを別の人が担当しているうちに割り箸がついてしまったりと、やはり「割り箸あり」がデフォルトのようだ。おかげでうちの在庫は増えるいっぽう(とほほ)。

たしかに、あれば少しなら使うし、食べ物の役割のほか掃除にも使えるので、存在そのものを否定するつもりはないのだが、コンビニ業界にはせめて「割り箸なしがデフォルト」になるように、努力してもらえたらと思う。

外食産業や料亭などでは、これは難しいところだろう。ときおり中華料理店や大皿料理などで見かける、大きくて重さのある箸(何の樹脂か不明だが)は、洗いやすくて丈夫そうだが日本のデリケートな食事には合わないはずだ。かといって高級塗り箸を洗って使い回しするわけにもいかないだろうし。

わたしなりの結論としては「コンビニの安易な割り箸は配布量を減らしていき、高級な割り箸は必要に応じて」といった線で、全体の需要を減らしていくことが望ましいのでは、といったところだろうか。

Posted by mikimaru at April 13, 2006 10:18 AM
コメント

割り箸業界の方から工場視察時のコワい話を聞いてしまって以来、なるべく割り箸は使わないようにしています。防カビ剤がたっぷりしみ込んでいるそうな...。

Posted by: どん@雪 at April 13, 2006 02:41 PM

そういえば、わたし、10年くらい前に環境問題に関心があった時代に思ったことですが……。

使用済みの割り箸を軽く洗ってから、園芸のとき鉢替えしたばかりの植物を支えるために茎のまわりにたくさん差したりとか、とにかく屋外に放置していたんですよ。たしかに、カビは生えないんです、ただし「この割り箸が原因じゃないかなぁ」と疑わしい、異常に早いスピードで成長するキノコ(形を見ると「なんちゃってエノキダケ」ですね)がときどき出てきました。カビは生えないのにキノコが生えるって、どういう木なんだろうなぁと、そのとき思いました(^^; 。

まあ、土に混じっていた菌が、割り箸のおかげで出てきやすかっただけかもしれませんが。

Posted by: mikimaru at April 13, 2006 09:25 PM