September 03, 2008

映画:アイ・アム・レジェンド

映画公開時にキャンペーンに来たウィル・スミスが記者たちを前にうっかりオチをしゃべって、書かないようにと頼んだという逸話を聞いていたせいもあり、最後にすごい展開でもあるのかと、勝手に想像してしまっていたが。。。そういう映画ではなかった(苦笑)。


世の中から人が消え、どうやらそのウィルスに耐性を持っているらしいごく一部の人たちだけが残っている。ニューヨークではウィル・スミス演じる軍の研究者(医師)と飼い犬のほか、徘徊する野生動物を除けばほとんどまったく気配がない。彼はラジオを通じて、生存者がいれば毎日同じ場所で同じ時間に待っていると呼びかける日々を送っている。

う〜む、好みの問題もたぶんにあるけれど、100点満点で何点かと考えると、だいたい60点くらいかな。

主演がウィル・スミスである必要はあったのかと、どうしてもそのあたりに思いがいってしまう。彼がこれまで演じてきた役柄から考えて、見る前に「強い男がひとりで戦う」というイメージをいだいてしまう人もいるかと思うが、立場は軍の人間でも設定は科学者、そして話の流れから考えても、この映画ではむしろ弱々しいくらいの主人公が正気を失いそうになりながらもニューヨークに踏みとどまり、責務から研究をつづけるといった状況を描きたかったのではないか…と想像する。

人類の大半が死んでしまう(あるいは病気により豹変してしまう)話としては、「28日後」、そしてその設定を借りた続編「28週間後」があるが、同じくストレートで淡々と進む話と考えるならば、今回のアイ・アム・レジェンドよりは、先日見た28週間後のほうがおもしろかったかもしれない。

Posted by mikimaru at September 3, 2008 11:50 PM
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