June 17, 2005

健康天気予報

テレビはいつもつけたままなので、ときどき予想外の情報が耳にはいってくる。今朝びっくりして「何と聞き間違えたのだろう」と思い、振り返ったのがこれ。
TBS 健康天気予報
なんと「今日の関節痛」と聞こえたのだ。そんなばかなと振り返ると、たしかに膝の絵が描いてあった。一緒に熱中症の予報もやっていたが、熱中症ならともかく、関節痛とは、驚いた。

若くて健康なうちはテレビのCMなどで「関節痛」の薬などが流れていてもピンとこないが、わたしはこの数ヶ月に関してとくに健康問題には敏感になってきている。ちょっとした体調の変化や悩みは、個人の問題としてひとりで考えこんでしまいがちだ。関節痛と天気が関係あるというのを堂々と公共の電波で流してもらえると、心配性な人は気が楽になっていいのではないかとすら思った。

今後もおもしろい健康天気予報に期待。

Posted by mikimaru at 03:25 PM | コメント (0)

映画:砂と霧の家

ストーリーをまったく知らず、出る役者がジェニファー・コネリーとベン・キングスレーだというだけで、なんとなく感動作なのかと思って借りてみた。

参考:goo映画:砂と霧の家

人にはそれぞれ家族や「家」にまつわる想い出、思い入れがある。気力をなくしていた女性が行政の不手際で家を失い、とりもどす努力をしているあいだに新しい住人が来てしまう。彼らには彼らの事情があり、間違いだったのならば退去しようというわけにはいかない。

ストーリーに派手さはないし、誰もが少しずつおかしいのだが常軌を逸しているほどではない。だが彼らのあいだで少しずつ歯車がずれ、やがてそれが大きな引き金を引いてしまう。――それぞれに同情できそうなすれすれのところで、よく考えると誰にも共感できない。じれったいような、実体のつかめない軽いいらだちを感じつつも、見終わってみるとちょっと悲しい映画。

だがこれは、少しでも描き方が違うとコメディになってしまうし、無理に感動大作のように描けばかなりチープさが出るストーリーだろう。綱渡りのようなぎりぎりの均衡をたもった作品かもしれない。

翌日にネイヴ・キャンベル主演の「バレエ・カンパニー」を見た。同じく派手さのないストーリーながら、バレエ団の人間模様をドキュメンタリーであるかのように淡々と描き、見て損はなかった。

Posted by mikimaru at 02:03 PM | コメント (0)