1939年版もDISCASから借りたことがあるのだが、このブログには書いていなかったようだ。時期としてはシャーロット・ブロンテの「ジェーン・エア」を見たのと同じころだったか。
前半「なんかこの話、ずいぶんはしょっていて、雑だなぁ」と思ったら、原作にあるような子供たちの代まで1本の映画にしているためだった。1時間と10分経ったところで1939年版で描かれたキャサリンとヒースクリフの話は終わり、子供のキャサリン(子供に同じ名前を付けたらしいが映画内ではどちらかを通称としてキャシーにしていた)、その従兄弟たち、ヒースクリフらの物語になる。
いや〜、はしょってくれたおかげで、ストーリーのおさらいをしたというだけの感想しかない。
ジュリエット・ビノッシュは、さすがの演技力と言うべきか、二代目のキャサリンを演じているときは娘っぽかった。ただし親のキャサリンの少女時代は子供っぽくなくて違和感があったのが惜しいところだ。。。ヒースクリフ役のレイフ・ファインズは顔立ちが整いすぎているせいか若いころの粗野なヒースクリフの役に合わず(ねちねちと狂気じみた精神的な嫌らしさは出ていたものの)、これは70年代に演じたティモシー・ダルトンには及ばない。
余談だがレイフ・ファインズはこの3年後に「ストレンジ・デイズ」でミョーなお兄さんとしてはじけてしまった。あれはそのほかの作品とまったく雰囲気が違うので、彼としてはもしや「なかったことにしたい」作品なのだろうか。わたしがあの作品で憶えているのは、アンジェラ・バゼットの役がかっこよかった、というだけだ。そういえば、役者はよかったのに話がつまらなかった「アヴェンジャーズ」という作品もあったっけ。
話を戻すと:
この映画はかろうじて「嵐が丘のストーリーだけ知りたい」という人には、おすすめと言えるかもしれない。
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