September 05, 2005

都市部の洪水に思う

まだ小渕首相の時代、首相官邸のホームページにメールフォームがあって、小渕恵三にご意見をどうぞとあったのを覚えている(いまも首相官邸に行けば同じようなフォームはあるだろうが、わたしが初めて見つけたのは小渕さん時代のものだった)。

わたしが子供のころ、大雨による被害(川の氾濫による洪水や土砂崩れ)があるのは山間部と決まっていた。20世紀の終わりを迎えるころ、まさか新宿のビルで地下に溺死人が出るなどとは思ってもいなかった。ちょうどメールフォームを見つけたころに新宿で溺死があり、わたしはそのフォームに「都市部で使用するアスファルトを減らすか吸水性の高い工事で治水を考えなければいけないのでは」とメールした。

あれから数年。昨夜はわたしの居住する区で川があふれ、避難した人が数十名いたらしい。幸にも我が家は玄関に雨が少しはいってきた程度で川の水はこなかったが、時間が時間だったことを思うと「寝ていて気づかないうちに床上浸水」だった、という危険性もないではない。

最近は吸水性の高い材質で工事が行われることもあるようだが、いまからでも遅くない、郵政よりイラクより、政府は治水をもっとまじめに考えたほうがいい。

Posted by mikimaru at 03:47 PM | コメント (2)