December 06, 2004

回転ドア

新宿のオペラシティに用事があって出かけてきた。初台の駅からエスカレーターを上がって地上に出ると大きなクリスマスツリー。そういえばオペラシティは、よくテレビドラマのクリスマスシーンなどにもロケで使われていたと思う。今日は午後2時だったし記録的な暖かさだったこともあって雰囲気は半減したが、薄暗くなりかけの帰り道に通ったときには、けっこうよいムードだった。

さて、回転ドア。

かつて六本木のビルでいたましい事故があり、同じビルやほかのビルでも類似した事件が発生していたことがわかった回転ドア。安全上の理由から最大限の配慮が必要なことは言うまでもないが、近代的なビルではこれがかなり設置されている(注)。今日もひとつの回転ドアにつき両側にひとりずつの警備員が立っていた。人の目の前でどうぞと言われてドアをくぐるのも何だか緊張する体験なのでとまどいがあった。デパートなどの建物では回転ドアの横に別種のドアがあることも多いが、オペラシティのそのフロアでは、ざっと見たところ警備員付きの回転ドアしか見つからず、警備員に誘導されるままにドアを利用した。

(注:空調の負荷軽減、つまり省エネにもつながるほか、人の流れをスムーズにするという効果があるらしい)

回転ドアは危ないとお考えの人も多いだろう。だが段差がない、電気式の開閉ではない、強風のときも内部に影響が少ないなどの面で一概に「なくなればいい」と切り捨てるべきものでもないと思う。いたましい事故を教訓としつつ、一歩進んだドアが開発されていくことを願っている。

Posted by mikimaru at December 6, 2004 01:50 AM
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