April 20, 2005

映画:SFソードキル

以前から噂は聞いていたのだが、まさかDVDになっているとまでは予想していなかった藤岡弘の1986年作品。いつもは見ない棚で偶然に見かけたのですぐ借りた。
goo映画 - SFソードキル (こちらでは1984年作品と記載されている)
IMDB(英語) - Ghost Warrior

1552年に弓で射られた武士が川に落ちて、20世紀の日本で発見される。このとき藤岡弘が発見される洞窟の周囲はどう見てもアメリカの景色で、生えている木々はアメリカンなもの。そして発見する日本の男女スキーヤー役は日本語が異様にたどたどしい。それに、あんたら雪の洞窟で頼むから火を使うな。おいちょっと、そこの武士、たいまつもどきで氷が解けるなんてありかっ?

そしてさらに、なぜかこの世紀の大発見は、ひっそりとアメリカはカリフォルニアの研究所に「備品付きで」送られ(日本の政府が重要な骨董品をそのまま譲るわけないぞ ^^;)、藤岡弘は蘇生するのであった……ここまで読んでストーリーのすごさはじゅうぶんご理解いただけると思うが、まあ、その後の展開はおきまりのもので、ある意味でじゅうぶんご想像いただけるはず。

日本でもじゅうぶんに天然キャラで通る古いタイプの俳優「藤岡弘」を起用したのは目の付け所がよいとは思うのだが(初めてテレビを見ての反応や、ランプをつけたり消したりのリアクションがナイス)、作中で要求される武道のレベルは高いものではない。俳優の中でもとりわけ武道の有段者である彼の存在がちょっともったいなかった。

ただ、やはり日本の熟練した役者というのは「馬ひとつ乗らせてもかっこいい」とは、たしかに感じた。

Posted by mikimaru at April 20, 2005 10:00 PM
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