September 13, 2005

「この世をば…」

衆院選の投票に出かけ、結果を楽しみにテレビを見たが、当日は自民圧勝に驚いて言葉もなかった。一党が圧勝というのは、自民であろうとどこであろうと、不健全で不吉な予感がする。願わくば、次はもっと各党に票がばらけて欲しい。

新聞を飾る小泉氏の顔を見て、思い出した平安の和歌。

「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の かけたることも なしと思へば」

そう、栄華を極めた平安貴族の藤原道長さんだ。「この世はそっくりわたしのものだ、どこも欠けていない満月のごとく」――いまの小泉さんも、こんな気持ちかもしれない。

Posted by mikimaru at 11:16 PM | コメント (0)