September 18, 2004

鹿と狐と……

イギリスで鹿狩りが禁止されるそうだ。日本のメディアで紹介される限りでは「犬にかみ殺される狐が残酷だから」というのが理由になっているが、それだけなのだろうか? 現在までの、そして今後の、狐の数は大丈夫なのだろうか?

日本の山では鹿が保護されていることが多いらしく、鹿の食害によって山がもろくなり、土砂崩れも起きやすいという。一度できた規則や法律は、そう簡単に変わらないのだろう。何年前は少なかったけれど今年は多すぎるから捕獲していいですか、というわけにはいかないのだろうな。捕獲して給食に出しちゃえばいいというのは、言うのだけは簡単で、事情がついてこないのだろう。

在来種を駆逐するブラックバスも、マリモを脅かすアメリカザリガニも、テレビで見るたび心配してしまう。

イギリスの狐は、減りすぎてもネズミなど小動物が増えるだけだし、増えすぎたらどうなるのかわからないし、実際のところは、「残酷」以外で何か考えているのだろうか。日本で報道されないだけか?

Posted by mikimaru at September 18, 2004 12:17 PM
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