October 25, 2004

ヤマト運輸 vs 郵政公社

(これまで何度かこの件について書いたので、ご関心のある方は左側の検索欄から「ゆうパック」などと入力していただければありがたい)

FeedBack や Bulkfeeds などの検索で、この問題についてどういったご意見がブログに掲載されているのかを、最近の日付からだいたい10件強ずつチェックしてみた。いくつかのご意見にあったのは、安ければ安いほうに人は流れていくものかもしれないが自分は心情としてクロネコ応援、というものだったように思う。それよりもやや多く目に付いたのが「ゆうパックは、実は値上げだ」のご意見。軽くて大きなものが上のサイズの扱いになってしまうというものだ。クロネコは重さとサイズの両方から料金を決めるが、新ゆうパック料金はサイズだけが基準。

郵政公社は法人税などの納税義務がないこと、また、クロネコなど民間業者が開拓し発展させてきた市場にあとから乗りこむのはずるいということ、この二点から考えても、わたしは強くクロネコ派だ。ゆうパック側は、法人税を払ってから出直していただきたい。

クロネコは高いと言われるが、サイズが大きなものに関しては佐川急便などはもっと高い。だがクロネコと佐川は民間宅配業者の中では定評がある。これは料金よりもサービスをとっている人がいることの表れだ。

さて、ローソン争奪戦だが、今後はどうなるだろう?

クロネコ(ヤマト運輸)は、コンビニや小売店と契約を結ぶときに、他社の荷物を扱わない独占契約であり、扱いたい場合には事前の相談をという一文を契約に入れているのだという。ローソンはクロネコがここまで怒ると思わなかったのかもしれず郵政公社と契約を結ぶ際にクロネコもこれまで通りにと申し入れをし、クロネコはそれを拒絶したため、中途解約となった。個人的な見解では「ここでローソンに未練がないように振る舞うとかっこよい」なのだが、それではさすがに商売はできないのだろう。9月28日に郵政公社を提訴した内容によれば、ローソンとの契約撤回を求めている。

クロネコを応援する側の意見として「ローソンで両方を扱ったら、それでもクロネコを選ぶ客はいるはず」というものもあるようだが、これは案内する側の店員も混乱するだろう。その場合はサービス差別化として、たとえばだが、民間業者が夕方ぎりぎりまで集荷時間を遅らせるなどの無理をしなければならなくなりそうだ(それはわたしが心配するべきことではないが)。

わたしのように各種コンビニもクロネコ営業所も徒歩で行ける人間はよいが、最寄りのコンビニが1軒という人もいれば、外出が困難で集荷に来てもらわなければならない高齢者もいるだろう。いずれにせよ、いろいろな立場、年代の人の声を吸い上げたサービスの実現を願っている。

Posted by mikimaru at October 25, 2004 01:00 PM
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