October 31, 2004

ネット利用者の男女比率

わたしの勘では――たしかめようがないので単に主観と書いておいたほうがいいかもしれないが、いまどきのインターネット人口にしめる男女の割合は、さほど違わないのではないかと思われる。本音を言うと、女性のほうが圧倒的に多いのではと考えることもある(理由は下)。だが世の中に出まわる迷惑メールの大半は、相手を男性だと決めつけたものだ。英語のジャンクメールならば某薬品名、日本語ならば女言葉で「お会いしませんか」とのお誘い。なぜ、女性と決めつけた迷惑メールは少ないのか? 一般的に女性のほうがモノを買うのが好きだし、商品販売目的のジャンクメールに(不幸にも)引っかかる確率は高いと思うのだ。

(だが、そう考えてみると、世の中に出まわるジャンクメールに返信して、実際に何かお買い物をした人というのは、いるように思えない。つまり、相手が男性であれ女性であれ、そもそも成功率のきわめて低いゴミであるにもかかわらず、なぜこんなに出まわっているのかと考えてしまう。実生活のチラシやダイレクトメールと違って、ほとんどタダなので、誰かが引っかかるかもしれないのだからとりあえず出しておく、ということなのかもしれない)

ネット上で性別を聞かれて男性だと偽る女性は、逆より多いかと思われる。そう推測するのは、たとえばこんな事例が思い浮かぶからだ――プロバイダの契約などにダンナさんの名前を使っているからネット上ではダンナさんの名前を名乗ったほうがよいのかと考える。あるいはプロバイダからメールアドレスが1個しかもらえなかったのでそれを共有にする、誰かを代表にするならダンナさんの名前でよいか、とか。ヤフーオークションのように使っても使わなくても毎月お金が取られる仕組みの場所では、家族でIDをひとつしかとらないほうが金銭的にたすかる場合もあるし、また、クレジットカードの登録が必要なサービスがあって、自分はカードを持っていないがダンナさんなら持っている、などなど。。。もっと一般的な事情としては「ナンパメール対策や、人間関係がめんどうになりそうだから、男の名前にしておこうか」というのもあるかもしれない。

逆の事情(男性が女性を名乗る)というのは、理由や事例をあまり思いつかない。

わたしが受けとっていないだけで、相手を女性と決めつけたジャンクメールは、世の中に出まわっているものなのだろうか。

Posted by mikimaru at October 31, 2004 01:43 AM
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