December 21, 2004

映画:華氏911

マイケル・ムーア監督の作品。関連サイトは
英語の公式サイトから一部を抜粋して翻訳
http://www.michaelmoorejapan.com/
goo映画の作品案内
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD5598/
ほか、多数。

ボウリング・フォー・コロンバインより「映画」寄りになった気がするし、作りすぎということで批判があることも聞いているが、一部のアメリカの金持ちのために、同じくアメリカの「裕福でない層」が兵役に出て戦死するのは事実であり、そういった大筋のメッセージ性においては、かなり共感できる。いままで「アメリカは〜」とぶつぶつ言っていたわたしだが、そういう意味ではアメリカの内部にも被害者はいるのだ。内側から変わってもらわねば困るとずっと思ってきたが、こういうフィルムが上映されてもなおブッシュが再選されるあの国には、救いがあるように思えない。このままアメリカは、世界は、どうなっていくのだろう。

映画っぽくなったというのは、たとえば、コロンバインの映画では周囲が「誰だこのオッサンは」という対応をする中で「自分の足で歩いていたムーア監督」が、今作では話しかけた議員らがムーアだとすぐ認識したり、警護官が通りを渡ってきて「ムーアさん、ここで何を?」と話しかける「カメラを従えたムーア監督」になっているといったところだろうか。

Posted by mikimaru at December 21, 2004 08:34 AM
コメント