December 14, 2005

ウェブ翻訳、いまだにこの程度か

何年か前から、ウェブ上で簡単な文章が翻訳できるサービスがあった。久しぶりにやってみた。

日本語を打ちこんで、英訳ボタンを押して出てきた結果。
信じられないことに、このふたつは同じ日本語で試したのだが、その日本語がおわかりだろうか。
1 How kana occasion increase it is high
( at http://babelfish.altavista.com/)
2 Please did you do?
(at http://www.excite.co.jp/world/)

答えは「どうかなさいましたか」。

英語と日本語でもこの程度なら、ほかの言語の組み合わせも推して知るべしといったところか。

Posted by mikimaru at 11:09 AM | コメント (1)

「夢」にも時代の変化

以前に、自分たちより年配の人に「白黒の夢を見る人が多い」との噂を聞いた。多いと言ってもその割合はわからないが、何年かして、その噂には理屈もついてきた――「テレビが白黒だったから」。聞いたときには半信半疑だったのだが、いま自分でそれは正しかったのではと思うことがある。その理由のひとつは――

「自分の夢にダイヤル式の電話が出てこなくなった」

からだ。夢にも時代というものが反映されるのだろう。

ダイヤル式は電電公社民営化(現NTT)とともにぐーんと減り、その1〜2年後に初めて自分で電話を引いたわたしも、最初からプッシュフォンだった。町の公衆電話もプッシュ式ばかりになった。現在はダイヤル式のかけ方を理解できない子供がいるのではないだろうか。――ちなみに田舎育ちのわたしは就学前だと思うが家で『有線電話』なるものを目撃している。使い方はよくわからなかったし、利用制限時間があった。夜9時くらいになると蛍の光のような音楽が流れた。おそらく電話交換手が家に帰りましたという合図だったのだろう。

わたしは電話の夢をよく見る。ひとつは「外出先で困ったことがあったのに家に電話がかけられない」、もうひとつは「自分の家で緊急事態が起こったのに警察に電話がかけられない」だ。とくに前者の場合、電話機が奇妙で電話がかけられないことが多かった。ダイヤル式の渦巻き(蚊取り線香のような)で、数字がたくさんあって指をどこに入れたらいいのかわからない、電話機が変わったもので使えない、などだ。

最近、この電話が「プッシュ式」になって出てくる機会が増えた。大きなキーボードのような形をしていたり、数字ではなくローマ字が書いてあったりする。どこを押せばいいのかわからない。

(ちなみに後者の「緊急事態」は、状況として相手に自分の言わんとするところが伝えられないものが多く、電話機のせいというのは少ない)

夢が現実を反映するのには数年以上かかるようで、田舎の家が建て直ししてからも、数年は古いほうの家が出てきた。いまは新しいほうの家が出てくる。「家」で連想する対象も変化するのに数年以上かかったようだ。田舎の親への電話は少なくなって、いまは現家族と半々くらいか、あるいは意味合いが違う。現家族へは自分の用事で電話が通じない、田舎の親には「伝えてあげたいことが」通じないという夢が増えているように思う。

Posted by mikimaru at 02:50 AM | コメント (0)