January 06, 2006

歯科医を検索して、思うこと

うちから徒歩数分のところに数軒の歯医者がある。そのうちもっとも近い1軒は、数年前に不快なことがあって、治療途中だったが行くのをやめた。電話やら葉書やら「途中でやめないで」と数ヶ月にわたって連絡がきたが、すべてばっくれた。それほど腹が立ったのだ。

だが、ときどき体調が悪い日に歯が(もしくは顎か?)痛いことがある。近くお世話になるかもしれないと、付近に何軒くらい歯科医があるか検索をして住所をチェック、暇なときに外観から様子をうかがっておいて、いつでもいけるようにしておこうと思った。

だが検索してみると、網羅型のサイトがない。普段よく使うのは東京都の病院検索「ひまわり」や、居住する中野区の中野医師会だが、後者は歯科医師会と情報を連携していないようで、歯医者は含まれていない。前者は郵便番号からでも近くにある歯医者を検索できるので区を越えても地理的に近い医院がわかるが、あきらかにうちの近所にある歯科が検索対象になっていない(――そのうちひとつはわたしの嫌いな歯科、もうひとつはかなり目立つ場所にある近代的な歯科)。

いっぽう、民間の病院検索サイトの多くは「インターネット上に公式サイトがあればリンク」、「掲載希望を出してもらえればリンク」といった方式が多いようで、実在する医院の住所や電話番号が記載されているとは限らず、網羅型と呼ぶには遠い。

ほとんどの医院は電話番号を公開しているだろうが、タウンページで検索しても、区内にある医院の名称と所在地、電話番号がわかるだけだ。住所で絞りこめば「地理的に近い別住所」が検索されない危険性も。(たとえばわたしは区と区の境目に住んでいるので、生活圏は隣の区といえるかもしれない)

医師も弁護士のように本名を入力すると経歴がわかるシステムにしようという話があるようだが、病院に関しても、もっと公的な方面から力を入れてもらえないかと思う。とりあえず今回は「ひまわり」で検索対象になったうちの1軒に目星をつけた。見にいったら建物が古すぎもせず、はいりやすそうで、さほど気取っていない雰囲気だったのだ。痛くなったらそこに行こう。

Posted by mikimaru at 06:27 PM | コメント (0)

映画:バタフライ・エフェクト

2003年アメリカ映画。年末年始にまとめて借りたDVDの一枚。
公式サイト - Flashが多く、ポップアップメニュー
goo映画 バタフライ・エフェクト - こちらのほうが画面が軽い

子供のころから何度か記憶喪失を体験していた少年エヴァン。彼の父は心を病み、病院に暮らしていた。母はエヴァンが自分では詳細を記憶していない言動に不安を抱き、父の病気との関係を懸念する。そして初めて面会できることになった日、父は少年の首に手をかけた。

いくつかのつらい経験を経て、その具体的な部分で記憶を失いながら日々を重ねた少年は、日記を付けることを思い立つ。そして数年後、青年となり大学に学ぶ彼は、少年のころ欠落した記憶にたどりつく方法があることに気づいた。

――何を書いてもネタバレになってしまいそうだが、バタフライ・エフェクトとは、辞書によれば「チョウチョウ効果:南米でのチョウの羽ばたきが北米で旋風になるというような予測できない変化のしかた」のこと。あのときああしていれば、ああしなければの if がどう動いたか、それがこの映画のチョウチョの羽。

タイムパラドックスの話は多くあるが、少しひねりがある。見終わってから何度か「あのシーンはこういう意味だったのだろうか」と、考えているうちにさらに混乱した。混乱といっても、卵が先か鶏が先か、変わったはずの時間軸が実はつながっているのかどうか、といった程度だが。

話としてはおもしろいほうだと思うが、見終わったあとで主人公にあまり共感できなかった。

Posted by mikimaru at 04:45 AM | コメント (0)