November 28, 2005

映画:インファナル・アフェア III

インファナル・アフェアIII 終極無間
2002年に第一作が作られ(主演:トニー・レオン、アンディ・ラウ)、その後ふたりの十年前を若い俳優で描いた2作目がでて、これが最終作品。実はこのほかに、出演した一部の役者と雰囲気のよく似た人々が出演するお笑いバージョンとも呼べる作品がある。2作目を見た直後にそれを見たが、まさに抱腹絶倒。3作を見て楽しんだら、その番外編をご覧になるとよいかもしれない。

解説:インファナル・アフェア III

警察学校を卒業することなく、退学という形式をとってマフィアへの潜入捜査を命じられたヤン(トニー・レオン)。時をほぼ同じくして警察学校を卒業しエリートコースを歩んだマフィアのラウ(アンディ・ラウ)。第一作の最後でヤンは命を落とすのだが、この三作目でラウはその苦悩をたどる。生活がうまくいかず、真人間に生まれ変わりたいという思いも強く手伝って、彼は自分の中にヤンを作り上げていく。

この作品では、これまでになかったシーンを撮り足して話に含みを持たせ(*1)、単なる誰かの回想ではなく「複数の時間が同時進行」で描かれる。映画の本来の時間ではすでに死んでいるヤンの存在がみずみずしく、トニー・レオンは1作目よりも表情が明るい――これは部分的にラウの空想としてのヤンが混じるためではないかとも思われるが。

シリーズぜんぶがおすすめ作品。

(*1)撮り足したのか、撮ってあったのを今回出したのかは不明だが、おそらく撮り足しだろう。

Posted by mikimaru at November 28, 2005 01:28 AM
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