January 21, 2006

楽天カードと楽天ポイントの話

先日ちょっと楽天ポイントの件で書いたが、あの段階では不確定だったので、この件には触れずにおいた。

家族が楽天カードを申し込んだ。すべての契約が完了しないうちに、カード作成の記念にもらえる2000ポイントを使ってしまったらどうなるのかを考え、実験してみた(←半分嘘、たまたま結果がそうなっただけ)。

ネットからの申し込みは1月8日の日曜だったと思う。翌日の月曜(祭日)にメールで「1週間ほどでお送りします」と連絡があったそうだ。お祝いの2000ポイントは当然わたしが使うつもりでスタンバイしていると(*1)、11日水曜日の昼ころにそれが確定していた。

そこでわたしは11日の夕方には税・送料込み2000円の食品を注文。全額ポイント払い。この段階ではまだカードの現物は届いていないし、契約も完了していない。

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(*1)ポイントの譲渡はできないので、わたしが本人名義の画面を1日数回チェックしていたということであり、わたしのいつもの注文IDではない (^^; 。
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その後:
金曜日の午前、ポイントで買った食品到着。ありがたく冷凍庫に移動。
土曜日の昼ころ、郵便局から速達が届いた。カード配達時間の指定をして、その際に本人確認書類を用意しておいてくれと書かれていたので、それを本人に伝える。
土曜の夜、カードが配達される。

1月19日木曜日、カードに使うための銀行口座を連絡するよう、郵便が到着。金曜日に投函。おそらく先方への到着は月曜だろうと思われる。
(銀行口座の連絡が済まないうちにカードを使うと請求書が別途になると、どこかに記載されていたようなので、到着を見計らってカードを使うのが無難のようだ)

さて、カードは無事に発行され、うちの冷凍庫にも食品ははいった。すべては2週間弱で終わったことになる。

ここで問題なのは
「なぜこんなに簡単にクレジットカードが作れるのか」
「カード登録時に嘘の情報を書くなどして楽天ポイントを2000円分だまし取る人はいないのだろうか」
ということだ。

1件2000円といっても、だまし取ろうと思う人が何十人もいればけっこうな金額だ。また、楽天カードは初期のころ「楽天三井住友カード」だったが、最近のものは「楽天KCカード」である(*2)。もともとKC(国内信販)でカードを作っているなどして実績と信頼がある人をのぞけば、何を根拠に信頼してもらっているのかまったくわからない。住所や登録内容確認の電話などもかかってこなかったし、まして今回は「カードを作る目的で楽天市場に入会した新ID」なので、買い物実績もないため、楽天市場が保証する根拠もないことになる。

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(*2)審査を三井住友に委託していたのが楽天三井住友カードのころで、そのあとは傘下におさめたKC(国内信販)に移行していると考えて間違いないだろう。これから取得する人は、我が家の例も含めて楽天KCになるはずだ。
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「いやいや、詐欺をしようにも2000円分の商品を送るのだから住所は嘘をつけないだろう」、とお考えの方もいるかもしれない。そんなことはない。具体的な方法は自粛するが、たちまちのうちにいくつか思いつく。

もっとも、2000円のためにそんな面倒なリスクを負うかと言われたら、ごく一般的な常識をもった人はやらないが。楽天もそう思っているのだろうか。。。?

わたしは以前に短期のアルバイトでクレジットカード会社にいたことがある。書かれた内容が正しいかどうか、記入漏れや不確かと思える点があったら本人や勤め先に電話で遠慮なくたずねていた。まったく不備のない書類はそのまま次に回していたのも事実ではあるが、それにしてもこんなに簡単に取得できるものとは思っていなかった。最近のカード会社は、審査が甘いのだろうか。

Posted by mikimaru at January 21, 2006 02:35 AM
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