2月に講習に出かけたことは別室の「食べ物写真」をお読みの方はご存知かと思うが、そのとき聞いて今日まで裏を取らずに忘れていた話。
裏を取るもなにも、学校の先生という専門家がおっしゃったことなのだから、はいそうですかと頭に入れてしまえばいいのだろうが、聞いたとき何となく気になって、そのままになっていた。
たしか、食用色素といってもとくに食紅の話だったと思う。食用色素というのは合成食用色素(食用赤色XX号、黄色XX号、青色XX号などの番号で知られる)が有名だが、いったんは法的に認められて広く流通した合成色素でも、のちに発ガン性物質が見つかることなどがあって、色番号のいくつかは廃番となり、新しい番号に生まれ変わっていくことがあるようだ。それを不安と思い「天然色素」の需要も増えつつあるようなのだが、食紅の「天然色素」には、(ぜんぶではないだろうが)外国の色鮮やかな虫が用いられているという。
たしか、外国の「殻の固い虫」と言っていたように思うので、当てずっぽうで「食用色素 カイガラムシ」で検索してみた。コニチール(←書き間違いしていた)コチニールカイガラムシという単語が引っかかった。どういった虫なのか写真までは検索していないが、虫が色素に使われていることは間違いないようだ。
実はわたしはエスカルゴが(気持ちの問題で)食べられない。食べて食べられないことはないのだろうが、理由を十くらいならべて抵抗しているあいだに誰かが食べてくれるので、何とか口に入れずに済んでいる。味ではなくイメージの問題なのだろう。雨の日に見かけたアレの親戚が皿に乗っていることに納得がいかない。
食紅に虫。。。合成色素か天然の虫か。これはちょっと考えてしまいそうだが、もともと食紅を使うことなど1年に数回あるかないかだ。深く考えないようにしておこう。
食用色素に関連ある企業のサイトを、ふたつご紹介。資料が載っていて参考になる。
http://www.kiriya-chem.co.jp/
http://www02.so-net.ne.jp/~tombo/
うちも昔、コチニール色素がムシって知ってから、天然でも警戒が必要か…と思ったもんです。○色×号はいまだに全滅してないんだよなぁ。。あれってタール系で、ようは煙草をたべるようなもんだし。
保存料も含めて、ネタがないときにでもうちでも取り上げようと思ってる。
あと、この手の話で有名なのが化粧品のコラーゲンかな?。あれって、鮭の鱗から作ってるんで、顔から鱗がでないかとか騒いでた人がいた。まぁ、気分は分からなくもないけど(笑)。
Posted by: kodapapa at March 7, 2005 11:49 PM顔から魚の鱗… (^^; 。う〜む、わからなくもないですが。。。
そうそう、色素ですが、自分で使うのは年に数回くらいとしても、よく考えたら市販の食べ物とかって、はいってますもんねぇ。これからは注意してみたいと思います。
あまり合成だ天然だと細かく気にするほうではないですけど、食べ物に関しては、天然のほうが美味しいことが多いですし、けっきょく最後にはこだわっちゃうんですよ。パンもできるだけ自家製酵母を使いたいと思っているし。
Posted by: mikimaru at March 8, 2005 08:42 AM天然着色料って「天然」つっても、素材が天然物なだけで色素を抜き出す過程においては
当然化学反応などを利用しているんで、一概には天然だったら絶対安全というわけではないみたい
(と書いてありました(笑))
http://www.fine-club.com/health/eco/tenka/index5.html
ちなみに、カイガラムシは
ラック/赤/カイガラムシ科のラックカイガラムシの分泌物が原料。
でしょうかね?貝殻自体じゃなくて粘液らしいです。べたべた〜。
うっ、粘液、べたべた…(かけめぐる妄想)… (^^; ←考えすぎだっちゅーの。
そうかぁ、やっぱり書いてよかった。虫が色素の色をしているのかと(爆)。
Posted by: mikimaru at March 8, 2005 11:23 AM難しいことはよくわかんないけど、
あまり想像しすぎないほうがいいね。
かっきは想像力豊かだから、絶対内緒にしておこう。
でも、虫好きだから、かえって喜ぶかな?
そうね、かっきくんには…。う〜ん、しばらく伏せておきましょう(^^)。
ひまちゃんのようにお子様たちから「あれなに、これなに?」と聞かれる立場ですと、いろいろ普段から悩むのでしょうね。。。たいへんだわ〜。
Posted by: mikimaru at March 8, 2005 03:11 PMラックカイガラムシの色素はわりとポピュラーですよね。
あれとか、あれとかに入ってます。色を見れば一目瞭然です。
具体的に言っちゃうと営業妨害になるかなぁ?( ̄▽ ̄;A
消費者センターで見せてもらったことがありますよ。
ラックカイガラムシの乾燥したやつ。
お水につけとくと色素がでてきて、お水がきれいな○○色になります。
あ〜、言いたい。(笑)
営業妨害にはならないと思うよ (^^; 。よかったらどうぞ〜。
わたしも改めて検索してみたら「なんかズバッとした写真とか、ズバッとした表現が少ないなぁ、業界への配慮?」という気が、ちょっとしましたが、単に探し方が悪いのかも。
Posted by: mikimaru at March 8, 2005 09:50 PMでは、ずばっと。 ̄  ̄)ノ ☆
リボン・ナポリンとかファイブ・ミニとかがそうです。
ラベルにもちゃんと「ラック色素」と表示されていますよ。
ナポリンは以前、違う名前の色素を
表示しているものも見たことがありますが、
それも調べてみたら、ムシさんでした。
「どっちにしても、このテの色はムシさんなんだぁ」と妙に感心した覚えがあります。(^-^;
Posted by: どん@雪 at March 8, 2005 10:58 PMえっ! 別の意味でびっくりしているんですが、リボン・ナポリンて、どんな飲み物? リボン・シトロンは透明だったっけ?
(検索中……。あれれ、わたしは見たことない柄だけれど、北海道限定品なのかな。。。)
へ〜、そうだったんですか。あの色ですね。うしし、これから似た色を見たら表示欄をチェックさせていただきます (^^) 。
Posted by: mikimaru at March 9, 2005 12:27 AMあれ? そうなんだぁ、リボン・ナポリンって北海道限定だったのかぁ。
ファイブ・ミニ色のサイダーでしたよ。
でもフォローするわけじゃないけど、
虫の色素だからって、そんなに神経質になることもないとも思うのよ。
イナゴの佃煮だって、韓国のポンデギだって、
ちゃんと食べ物として認知されているんだし。
虫を食材として扱うって、特に不自然なことではないんじゃないかなぁ。
Posted by: どん@雪 at March 9, 2005 01:44 AMいま管理画面側にログインしたら、どん@雪さんがこのブログのコメント百番目でした。おめでとうございます(え ^^;?)。
まあ、そうですよね、わたしはたぶん食べられませんが、イナゴとかの食材もありますし、世の中は広いです。知ったからといって「へ〜、そうなんだぁ」以上の気持ちは、とりあえずないです。。。ファイブ・ミニは、もともと飲まないし(あんな小さくて百円くらいするんだもん、いじいじ)。
Posted by: mikimaru at March 9, 2005 09:26 AM特に気にする必要ないことだと思いますがねー(カイガラムシ由来色素)
ちなみに、「ラック色素」と「コチニール色素」の2種類があるそうです
http://www.oci.co.jp/OCI/sikiso.htm
ちょっと古いデータですが(1998年)これらを使用している食品の例
http://www.ishimoto.niigata.niigata.jp/~tanno/
おまけカイガラムシのページ(嫌いな人は見ないように)
http://www.afftis.or.jp/kaigara/top.html
http://homepage1.nifty.com/celt/cochineal.htm
興味があったのでさらに検索。このページはなかなか面白いです。
かっぱさん、リンクをありがとう!
なんだか世界が広がって嬉しい(わくわく)。
いえいえー。自分で調べて面白くて嵌ってしまいました。
自分のblogでもコンテンツにしちゃいます〜(笑)
さっそく見てきました。リンクもありがとう。
延期になっているけれど、今週は桜餅を作ろうと思っていて、新しく「赤色102号」の食紅を買い直したところだったんだよなぁ。色素についていろいろお勉強になってよかった。わたし自身はそんなに食べないから、人にあげることになるかも。色は控えめで少量使用にしておこうかな (^^) 。
Posted by: mikimaru at March 9, 2005 11:49 AM日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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