March 17, 2005

1989年のテレビドラマ「空と海をこえて」

ようやく体調が快方に向かっている確信が持てたので、不調だった筋肉のリハビリも兼ねて、両腕そろって記事を書いてみる。

先日テレビ番組でジャン・アレジを見かけ、後藤久美子はいまどうしているのだろうと思った途端、わたしがパソコン通信をはじめるきっかけのひとつとなったテレビドラマを思いだした。テレビドラマデータベースでも確認したが「空と海をこえて」というタイトルの、日立スペシャルだった。1989年放送のようなので、ほぼこれで間違いないだろう。
(データについては、http://www.tvdrama-db.com/に出かけ、全文検索という欄からタイトルを検索してください)

後藤久美子が演じた少女はパソコンを持って沖縄に出かけ、倒れてしまった仲間の窮状をパソコン通信で世間に訴える。すると人の関心が集まって、必要な情報が集まってくる。そのメッセージを読んでいた英語の先生(中原理恵)が英語で海外のネットに情報を流し、最終的にはパリにしかない珍しい薬が必要だとわかって、パリにいる青年がたまたまパリを旅行していた日本人(小林聡美)にそれをあずけ、彼女はきゅうきょ帰国する。

パソコン通信で数日間の苦楽をともにした人たちは、相手の現実社会での存在も知らないまま街にもどる。。。そんな話だった。まあ、話の出来としては「とてもすばらしい」というものではない。一般的な評価としては「並」だろう。

わたしは当時「パソコン通信てどんなのだろう、やってみたいな」と思いつつ、本を読んでも「ほんとにおもしろいのか?」という、いま一歩踏み込めないところがあった。そんなときにこのドラマを見た記憶がある。「よっしゃ、とりあえずはじめるか」ということで、最初に東芝Rupoというワープロ用の専用ソフトとモデムを買ってパソコン通信をはじめた。それから1年少しくらいして、パソコンを買ったのだ。

アレジをテレビで見てこんなドラマを思い出すのも不思議な話だが、とにかく、ある意味でわたしの現在にかなりの影響を与えた存在であることには違いない。

Posted by mikimaru at March 17, 2005 05:13 PM
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