June 12, 2005

映画:オールドボーイ

近所のレンタル屋のDVDにて。
2003年の韓国映画。カンヌ映画祭でグランプリを受賞した作品だとか。(もっともカンヌ映画祭はグランプリのほかにパルムドール賞というのがあるので、話がややこしいが)
goo映画から:オールドボーイ

ある酔っぱらいが雨の夜にさらわれる。男はある部屋に監禁され、来る日も来る日も餃子を食べてテレビを見、ひとりで壁に向かって拳を鍛える。男の妻は殺害され、彼が犯人ということで指名手配されていた。そして十五年が過ぎた。

脱出経路の目星をつけ、まもなく逃げると決心していた男は突然に解放された。その十五年が何だったのか。なぜ自分は監禁されていたのか。誰が仕組んだことなのか…。男は調べはじめる。

後半から最終場面への展開は、強い意味での意外さや衝撃はなかった。よくいえば謎はすべて予定通りに語られた。悪くいえば謎の規模が小さいというか異質(個人的には理解と共感がしづらい)なので、「ああ、だからこのために十五年だったのか…ふぅん」といった印象。ラストは丁寧に描かれすぎだったように思う、見る側の想像力をかき立てる意味での荒削りな部分が残っていてもよかった。

ただ、これはもしかすると何割かの人の心にはぐっとくる映画なのかもしれない。

Posted by mikimaru at June 12, 2005 02:30 PM
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