August 22, 2005

森永ヒ素ミルク事件

先日の日経新聞で、森永ヒ素ミルク事件から50年という記事を読んだ。障害を持つ被害者(当時乳幼児)が50歳以上になり、親世代が他界していく時期にさしかかっているという。親世代が亡くなると実質的に孤立してしまう、後見人のない被害者が数十名いるのだそうだ。

つらい現実だが、ひとりでも多くの人に「こういう事件があった」ということを知ってもらうくらいしか、できることがない。

参考リンク:
森永ヒ素ミルク中毒事件 - Wikipedia
ちなみにここの下部に

なお、1984年のグリコ・森永事件では、森永製菓をターゲットにした理由が「森永 まえに ひそで どくの こわさ よお わかっとるや ないか」と挑戦状で記されている。

というものがあったが、これだけを考えても、グリコ森永事件の犯人は当時少なくとも40歳以上、あるいはかなり高齢だったと言えるかもしれない(そもそもキツネ目の男が10代だったとは思う人は少ないだろうが…)。自分が生まれて数年後の事件を成人してから犯す犯罪の脅迫文に使う人はまずいないだろう。事件が印象に残るのは20代以降ではないかと思う。

Posted by mikimaru at August 22, 2005 10:07 AM
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