これまで3回ほど記事を書いたが、あほらしさと事態の異常さ(*1)のあまりに何も書けなくなって数週間。いまの望みは「8月いっぱいで連載終了でありますように」だ。だらだら何ヶ月もやるのかと思ったら、登場人物に異変が起こった。あと数回で連載終了にすることもじゅうぶん可能な展開だ。正直なところほっとして、気分がよい。
日経新聞の購読をやめた人、苦情のメールを入れた人(わたしも2回ほど)、電話をかけた人、いろいろいるようだが、直接電話をかけても丁寧な社員に当たるとは限らないし、ましてや社の公式見解(あればの話)を答えてくれるわけではないだろうから、購読者による抗議は実質的に無視されている状況だ。新聞社は客商売ではないというつもりかもしれないが、購読者あってのメディアであるし、無視される筋合いはまったくない。ましてや全国展開であり経済に特化した新聞にとって連載小説は本筋でなく、いわば「付録」に苦情がついているわけだ。付録に関して強い決断をすることは簡単であろうし、早ければ早いほど痛みも少なかった。この時期になってなおも沈黙を守るのはなぜか――その理由がわからない。
終了を予感させる今回の展開が、作者に対する日経側の終了依頼、もしくは日経に対する誰かからの苦情(この場合の「誰か」はもちろん個人ではなく団体と呼べるほど影響力の強い存在)によるものであったにせよ、終了時にはすみやかに自社の公式見解を発表してもらいたい。
また、気のせいかも知れないが編集側が作者の渡辺氏に気を遣っているような気配が見え隠れする。文章にあきらかに句読点が多く文章としておかしいかと思えば、一度などは逆に足らないこともあった。前日に書いたことと翌日の描写が噛み合わない、登場人物がすでに済ませている会話がのちにまた出てくる。似た展開、似た会話、ほかにほとんどない登場人物。これでは誰でもおかしいと思うはずだが、日経新聞の編集者は何も言わないのだろうか。
最後に、(*1)で書いた事態の異常さについて。
運が良ければ週に1回程度、運が悪ければそれ以上の頻度で、挿絵が女性の裸。人前で読むとセクハラで訴えられてしまいかねない全国紙というのは、かなり異常だ。
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