November 14, 2005

アテローム(粉瘤)

2年くらい前だったか、耳のうしろにできたアテロームを切除してもらった。場所が場所だけに「洗髪は1週間禁止」と言われ、真夏だったのに濡れタオルで頭皮を拭いたり、資生堂のドライシャンプーのお世話になったりと、かなり苦労したのを覚えている。

(アテロームとは、何かのはずみに肌がくぼんで袋状になりながら、内側にいろいろなものをため込んで大きくなっていく「大きめのふっくらおでき」みたいなもの。化膿しなければそのままにしていても問題ない)

その切除のあとで「体質ですからね、お風呂にはいっているいない、清潔にしているいないに関わらず、また出ますよ」と、担当医師が「夏の恐山にはイタコがいる」のと同じくらいの事実のようにさらっと言った。不吉なことを言わないでくれと思ったが、これがけっこう事実なのだ。あれからときどき肌の思いがけない場所に「なんか出てるぞ」と気づくことがあった。すべてがアテロームであったとは限らないが、幸にもそれらは数週間すると小さくなったり、場所がわからなくなったりが大半で、医師に診てもらう必要もなく過ごしていた。

そして数日前。やや大きめのふくらみが発見された。風邪を引いていることだし、てっきり風邪の菌でリンパ腺でも腫れたのだろうなどと勝手な想像をしていたが、風邪薬をもらいに出かけた病院で「アテロームですね」と、さらっと言われた。風邪薬と一緒に処方された飲み薬で小さくなるかもしれないが、だめなら切開または切除だと。。。もう切除は嫌なので、内服薬だけで何とかなってもらいたいものだ。

Posted by mikimaru at November 14, 2005 10:46 AM
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