この手の映画はひととおり見ることにしているので、期待はしていなかったが「とりあえずおさえておくか」と、借りてきた。――やはり、つまらなかった (^^; 。
http://www.thering2.jp/
正直なところ、1作目はけっこう感心した。だが感心したということだけ覚えていてストーリーの細部は抜け落ちていたので、ところどころ「前回の話がこの展開に関係があるのか、あるいは今回だけ急にこうなったのか」と首をかしげたところが何カ所か。
前作は、明治以降や戦前における日本の霊能者などのバックグラウンドがないアメリカ社会への紹介作品として、サマラという少女の過去を丹念に作り上げていたし、全体的なストーリーも丁寧だったと思う(――つまり、日本に長く住む人間ならば国内作品でその手の話題が長年にわたり何度も使われ、結果として霊能者モノを「何となく知っているような気持ちになる下地」があるが、アメリカにはないので、そうする必要があったのだろう、ということだ)。そして、その点には感心したような記憶がある。
今回は、話は薄いし安っぽいし、つぎはぎで作った印象がぬぐえなかった。最後に近づくにつれ「これってポルターガイストの何番目かのラストと同じに持って行くのか?」と思ったが、さすがにちょっと違った。。。同じであってもなくても、質に大差はなかっただろうけれど。
ああ、書きながら気づいた。いまから思うと、これを作っているころは「仄暗い水の底から」がアメリカで映画化されると決まっていなくて、同じ鈴木光司作品だから雰囲気を入れてみました〜、といった意味合いだったのだろうか。詳しくは書かないけれど、なんだかこの作中での水の使い方(設定)が、ヘンだったぞ。(そんなに嫌だったら水のあるところに出てくるなよ、某)
役者はおもしろかったと思う。これはお遊びなのかどうか、「キャリー」のシシー・スペイセクが途中で突然にでたし、そこにたどり着くきっかけになるノートを見つける現場にいたのはテレビドラマ「アメリカン・ゴシック」の保安官。なんと彼は不動産業者だった(ぷぷぷ)。
Posted by mikimaru at December 19, 2005 06:23 PM日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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