May 31, 2006

中国語の話

この十年くらいのあいだ、ときどき「中国語を学ぶか」と、NHKのラジオ講座テキストを買ってきている。そのため学習してきた期間は、通算でかなりの長さなるかと思われるが、これがまた、ちっとも身についていない(←断言してどうする)。一度などはCD-ROM付きの市販テキストを買ってきた。安価とはいえ、買い物は買い物である――それでも身につかない。

理由は大きく分けてふたつで、ひとつめはお決まりの言い訳。旅行に行く具体的な予定もないし、中国人の友達もいないから。だが、それなら最初からやらなければいいのだが、やっているのだからちょっとは身につけろよと思う。

もうひとつは、これももしかしたら言い訳かもしれないが、漢字とピンイン(アルファベットで表示されるが読み方がいわゆるローマ字ではない)があるからだろう。

わたしはいつまで経っても「ラジオから聞こえてくる声とピンインしか見ていない」ようだ。だから言葉としては聞こえるのに、漢字で言葉が書かれていても両者が同じものと理解することが、まだできない。そしてNHKのテキストは、日本人にも意味が類推しやすい繁体字ではなく、簡体字で記載されているので、ますますなじみがない。

中国語のピンインについて簡単に書くと、たとえば da は日本人がローマ字的に読むと「ダ」だが、ピンインとして読むならどちらかといえば「タ」だ。北京はBeijinだが、「ベイジン」ではなく「ペイチン」に近い。では t や p がピンインにないのかというと、そういうわけではなく、有気音と無気音の違いなどで使い分けられている。(参考:Wikipedia - 有気音

とりあえず、これからもラジオ講座はときどき聴いていこうと思っている。いつかは何かの役に立つだろう。

Posted by mikimaru at May 31, 2006 08:03 PM
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