July 20, 2006

「のめっこい」

今日は何となく「のめっこい」お菓子が食べたくて、コンビニで杏仁豆腐とプリンを買ってきた。この何年か、杏仁豆腐は人気が高くて、同じコンビニでも種類が選べたりする。

そうそう、タイトルにも上の行にも関係ないが、この記事はブログ(ここと別館を合わせて)の1000番目となる。最初の10〜15くらいは練習して捨てたので番号としては残っていないが、採番としては1000だ。我ながら感慨深い。読んでくださっている皆さん、ありがとうございます。

さて、のめっこい、に話をもどす。
わたしの育った北関東の言葉だが、ほかの地方の人にも通じるかもしれない。

食べ物ならば、つるりとのどごしがよいようなものに使う。山芋のたくさんかかったお蕎麦や、なめこのはいった食べ物などに使うのではないだろうか。わたしの場合は食べ物の用例しか思い浮かばないのだが、食べ物以外のつるつる、すべすべにも使う地方はあるかもしれない。

十年くらい経つが、父が亡くなったとき、家族の誰もが「食欲がない」と言って食事をとろうとしなかった。わたしはできるだけ食べた。そして、台所でお冷やご飯となめこを発見し、めんつゆのようなものを使って雑炊にし「ほら、食べなくちゃだめなんだよ」と家族に無理やり食べさせた。

そのときの母の言葉「のめっこくて、ちゃんと食べられた」。

以来、なめこを見ると「のめっこい」を思い出し、同時に母も思い出し、いろいろなループにはいる。今日は自分のために米からおかゆを作ったのだが、雑炊の連想から「のめっこい」にたどり着いて、その数時間後にはコンビニで杏仁豆腐を買ったというわけだ。

Posted by mikimaru at July 20, 2006 07:05 PM
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