May 21, 2006

アマゾン・アソシエイツの不具合(利用者はご注意)

おととい気づいた段階では「どうせMacだけなんだろうなぁ」と、自分なりの策を講じてしまったため、ネットで書くつもりはなかった。だが、ほかの人も書いているので、全員に共通した不具合かもしれないと思い直した。

テキストリンク、とくに「検索結果リンク」を設定している人はご注意を。

文字のエンコードがおかしくなっていて、検索結果のURLに含まれる文字がUTF-8ではない不思議なコードになってしまっている。これに気づかず掲載しつづけると、押しても「結果がゼロでした」という表示になってしまうので、せっかく押してくれたお客さんに不自由な思いをさせてしまう。

(わたしはその不思議な文字コードの部分だけ、UTF-8にエンコードしたものを貼り付けて急場をしのいでいる。そうしたい人はネットで「URLエンコード」などの検索をすると、エンコーダを提供してくれているサイトが見つかるだろう)

お読みの段階で、この不具合が直っているかどうかを調べるには、リンクを作成後、確認のためHTMLコードの上に出るサンプルを押してみるとよい。


しかし、ローカル環境でEUC-JPにURLエンコードする方法(perlを使う)は、すんなりわかったのだが…。UTF-8にエンコードする方法は難しいのだろうか。ぱっと検索した範囲では、よくわからなかった。ローカル環境でできれば楽でいいのだが。。。その筋の方(どの筋だよっ?)、ちょっと教えていただけませんか。

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5月31日夕方、こちらのエンコーダを発見
http://www.vector.co.jp/soft/dl/mac/net/se398545.html
助かった、これで今後は楽ができる。

Posted by mikimaru at 05:26 PM | コメント (0)

「ダ・ヴィンチ・コード」を読んで

映画も公開になったようだが、それ以前に読んでおこうと思っていた文庫が、ようやく読み終わった。

おもしろいかつまらないかと聞かれたら、おもしろい話だとは思う。だがテレビ番組の「24」ではあるまいし、スピーディならよいというものではないだろうとも、同時に感じる。

これはなにも、事件発生から解決まで(誤認逮捕されずに済んだ状況をこの場合は便宜的に「解決」と書いておく)の過程に何日もかけろというのではなく、登場人物らのあいだで意見交換をする「説明の過程」だ。

主要な登場人物たちは高度な教育を受けている。いくら状況が異様だからといって、耳にしたことのない話を「なるほど」と信じこむには、一般人の何倍もの時間がかかって自然だろう。また、高度な教育を受けること、そして何らかの道に秀でていくことは、多少はよその分野や異説にも通じていくことにつながる。言語と数学に強いというだけでは暗号解読の専門家にはなれないはずの登場人物ソフィが、ほかの登場人物らが喋りまくる説に一般人のような反応を見せ、そして順序よく話を吸収していく速度に違和感を憶えた。X-Filesのスカリーやドゲットのほうがよほど頑固だったと、懐かしく思い返した。

読者の大半が一般人である以上、これはこの小説にかかわらず多くのフィクションに通じることだが、登場人物の誰かが「初歩的な質問をして答えを引き出す」(読者に解説する)質問係にならなければならない。そのため、ソフィが聞き役になる展開は、多少は無理もないことと思うが。。。それにしても、もう少し細やかな描写があったらよいと思えた。

また、ここから先は完全に「好みの問題」だが、わたしはフィクションの重要な部分が「生まれ」や「血脈」に依存する話が苦手だ。そういう話は多いが、これはそのうち何割かが「話が楽で説明が省ける」、「何でもありに近づける」といった作者側の手抜き願望によるものかと邪推している。

もしソフィがラングドンと同様、完全に「役割」として選ばれ事件に巻きこまれていく話であったら、もっと楽しめたように思う。重ねて書くが、好みの問題であるとは承知の上だ。

Posted by mikimaru at 12:23 AM | コメント (0)