July 31, 2005

映画:ターミナル

ご存知トム・ハンクスの主演作品。
ターミナル公式サイト
ターミナル (goo映画)

クラコウジアという東欧の国からやってきた男がニューヨークのJFK空港に降りたとき、母国ではクーデターがおこりパスポートが無効となってしまった。男は英語も満足にわからず、なぜアメリカにはいれないのか理解できない。「待て」と言われた空港内で実際に数日以上も暮らす彼に、入国管理とセキュリティのボスであるらしき悪役(役職名を失念)は、あの手この手で嫌がらせをし、空港から彼が出て行ったら入国管理法で逮捕しようなどと、卑怯な策をいくつも考え出す。彼が中にいるかぎりは、目障りではあっても合法だからだ。だが主人公の男性はその手に乗らず、「待つ」と言って毎日のように入国管理の書類申請に並ぶ。そして毎日Deniedのスタンプを押される。

それから9ヶ月――彼は空港内でなくてはならない存在になっていた。そして「その日」がついにやってきた、という話。

最初のほうは立派にコメディだった。もっと暗くてつらいストーリーだと思っていたので救われた。トム・ハンクスは日本でもレンタルビデオ等で見ることができる「サタデーナイトライブ」や、映画「パンチライン」などで見事なコメディアンぶりを披露している。今回の映画でも、お腹を抱えて笑ったシーンがあった。

中盤はやや平坦で、ほのぼのとしている。キャサリン・ゼタ・ジョーンズの役は、彼女でなくてもいいような気がした。「無理をしすぎて疲れている寂しい女性」といった設定だが、ほかの女優さんで見ていたらまた違った雰囲気になってよかったと思う。

いよいよラスト、主人公の男性にはあるチャンスがめぐってくる。予定通りに立ちはだかり嫌がらせをする悪役。応援する仲間。そして彼は……。

最後はやや長く感じたが、それでも全体的には楽しめた。

Posted by mikimaru at July 31, 2005 06:01 PM
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