November 16, 2005

映画:コンスタンティン

先に見た人から「エクソシストが映画1本かけてやったことを、この映画は最初の5分でやってしまった」と聞いていたが、たしかにそうだった。最初からなかなか飛ばしてくれる。
コンスタンティン - TSUTAYA DISCAS

キアヌ・リーブスはこの作品でいつになく痩せ見た目がよく(病気の役柄のせいか?)、アクションもかっこよくきまっている。共演のレイチェル・ワイズとは96年の作品「チェーン・リアクション」以来だと思うが、息もぴったりだ。

地獄をかいま見た経験があり、ある意味で地獄行きが決定しているジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス)は、人間の世界に侵入しようとする魔物を地獄に送り返して点数を稼いでいる――何の点数かといえば、確定している地獄行きが回避される可能性にかけているのだ。心を病む双子の妹を失ったばかりのアンジェラ(レイチェル・ワイズ)もまた、長いあいだ心に傷を負っていた。ふたりは知り合い、ともに事件の核心へと突き進んでいく。

原作がコミックと聞いているせいか、どこか安心して見ていられた。強い敵には対抗できる強いカードを切るなど洒落っ気のあるストーリーだし、重要キャラクタに演技力のたしかな英国女優ティルダ・スウィントンを配したところも成功だと思う。何より話のオチがよく、スパイスが利いている。

Posted by mikimaru at November 16, 2005 12:47 PM
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