July 17, 2007

新潟の地震

昨日の午前、遅い朝食をいままさに口に入れようとしたとき、長い横揺れ。かなり長くて、頭では地震だとわかっているのだが、それは勘違いでほんとうは自分がめまいを起こしているのではと、何度も考えた。のちにテレビで見たところによると東京は4分揺れていたそうだ。そのうち体感できる時間が半分だったとしても2分は揺れていたことになる。

ほんの数分でテレビに地震の速報が出た。また新潟だ。たった3年でこの規模の地震が2回もやってきた被災地の方々には、かける言葉もない。被災地では縦揺れが短く横揺れが長かった関係なのか、前回のように直後からの大規模被害の連絡ははいってきていなかったが(その後の数時間でようやく被害があきらかになっていった)、現地の方々の不安を思うと、なんともやりきれない。どんな地方でも3年でまた大きな地震が来るなどと思いもしないだろう。防災の教訓を生かし、建造物の強化などをしていくには、短すぎる年数だ。

昼ころに歩いていた商店街で、新潟の燕三条の金物市が開かれていた。もともとほしいものもあったのだが、新潟を応援する意味で入店し、買い物をした。

夜遅く、11時18分ころ、また長い揺れ。東京でこれでは、新潟のほうはたまらんだろうとニュースを見ると、最初に「東北で地震があった」とテロップが出て、次に「北海道で」と出て、さらにつづいて「関東・甲信越で」と出た。テレビが報道を間違えたのだろうと思ったが、数分後にようやく謎がとけた。

なんと、震源が京都府沖だったのだ。深さが300km以上もあったため、揺れたのは北海道、東北、関東など広い範囲だった。改めてネットでも地震情報の地図を見ると「関西はほとんど揺れていない」。。。唖然。なんじゃこりゃ。こんな地震があるのか。しかも新潟と同じ日に、なんとまぎらわしい。

しかし、あの場所で、京都府沖という表現は普通なのだろうか。京都というとどうしても新幹線沿いの地図を思い浮かべ、地図の下側を考えてしまう。「京都の沖? なんだそりゃ?」と思ってしまうが、たしかにあの場所、京都府の沖といえば沖だった。

Posted by mikimaru at 10:23 PM | コメント (0)