September 18, 2007

民間療法

小学生まで、ひどいしもやけ体質だった。足の指にできたしもやけは、冬になるとズックの上から数えられるくらいはっきりした形と熱をもっていた。寒い年には手の指にもできて、関節が腫れ上がった。

あとでわかれば何のことはない、運動不足で血流が悪かっただけなのだが…(中学校でバレーボールを毎日やっていたら体質が変わったようで、それ以来しもやけにサヨナラしている)、それがわかるまでは毎年たいへんだった。

今日、サツマイモをふかしていて思い出したのだが、親がいろいろ試してくれた療法のうち、ひとつが「サツマイモをふかしたばかりの熱々の汁を足に塗る」ものだった。茶色くて熱い汁を親が足に塗るのだが、熱いのなんの……。たいへんな思いをしたが、それがどれくらい効いたのかは、残念ながら覚えていない。

そんなことを思いながら蒸し器の下を見ると、あの当時とは違うやや緑がかった液体がたまっていた(鍋の金属の種類などで色は違うのだろうな)。そしてその液体は、あっというまに流しから去っていった。

バイバイ、しもやけ。

Posted by mikimaru at 11:49 PM | コメント (0)