October 30, 2007

御福餅に思う、製造年月日の話

御福餅、製造年月日を偽装。そして食品ラベルの表示順(砂糖を2番目に書いた)に問題あり、とのことだ。これは自分たちから公表したらしい。

栗きんとんで有名な岐阜の和菓子店、川上屋の商品についてもニュースになったようだ。
といっても川上屋に問題があるのではなく、製品を扱う川上屋馬籠店という特約店において、商品の消費期限・賞味期限を虚偽表示していたとのこと。川上屋は一定の日付を過ぎたものに対して返品を受け付けるとしていたようだが、なぜそれなのに返品ではなく虚偽表示を…?

この手の食品問題は、自己申告またはチクリのラッシュとなるかもしれない。嘘をついている業者らは、いま告白のタイミングを考えているのかも。。。

さて、話をもどそう。
赤福のときにはあまり深く考えていなかったのだが、製造年月日のこと。

そもそも製造年月日は、1995年から書かなくてよいことになったように思うが、赤福や御福餅では、商品に製造日を書いていたということなのだろうか。。。そうなのだろうな、おそらく。出来たての新鮮さを売りにする方向性と世間の目は、法律が変わったくらいでは関係ないのだろう。27年つづけていたという製造年月日の嘘をやめるにはいい機会になったかもしれないが、それはできなかったわけだ。

そういえば近所のスーパーなどで売られている大福など餅菓子のパックも、製造と消費期限が両方買いてあるものがあるように思う。やはり、そういうものなのかな。

赤福は店頭から回収したものまで使い回ししていたので論外だが、御福餅がもし前日の夕方に作ったものを翌日の日付で作ったものとして出荷していただけで、回収した商品については適切に処理していたのであれば、これは(こう書いてはナンだが)赤福より罪は軽い。嘘はいけないことだが、その嘘は健康被害がおこるほどには重くなかったことになる。

自分たちで設定した賞味期限・消費期限にしばられて、それを守るために嘘をつくのであれば、誰のための、何のための設定かと思う。客に安心して買ってもらうための日付なら、安心して買ってもらえるものを出すことが基本だろう。食品企業が提供するのは、日付ではなくて安心だ。。。もっとも、同じ牛乳パックで賞味期限が先のものがあれば、ついついそちらを買っているわたしが書いても、あまり説得力はないかもしれないが。

Posted by mikimaru at October 30, 2007 08:02 PM
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