January 03, 2007

年末年始に見たDVD

年末は先日こちらに書いた「さゆり」で打ち止めではなく、脱力を承知で借りてあった「トランスポーター2」となった。ところがこれを大晦日に半分見ているうちに忙しくなり、中断して翌日につづきを見たので、なんとこれが記念すべき年越しDVDとなってしまった。

トランスポーター2 - 公式サイト

ストーリーはひどい(いくら何でもむちゃくちゃだ〜 ^^;)。構成も全体のバランスも、前回より悪い。主人公のアクションも進歩なし(←吹き替えを使わないだけ、偉い?)。。。だがそれを承知で借りていたので、さほどショックはなかった。

見ている途中で「スティーブン・セガールの暴走特急みたいだ」と、何度か感じた。映画の中でぜったいに強い主人公。こてんぱんにやられるシーンはなく、挫折もなく、自分がされたことは5倍返しくらいの怖さで淡々とやり返す。セガールは電車より速く走ったが(ラストシーン)、本作の主人公は重力にも水圧にも負けないらしい。

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もう1作は、正月に見るのはどうかという気もするが「エミリー・ローズ」。
悪魔払いに失敗したあと、なくなってしまった女性の話を、実話をふまえて映画化したのだそうだ(どの程度が実話なのかはわからないが)。

エミリー・ローズ - 公式サイト

見てみると、怖い系の話ではなかった。ある意味で怖いシーンはあるのだが(エミリー役の女性の顔がマジで怖い)、話の重点はそこにあるのではなく、なぜ彼女が二度目の悪魔払いを拒絶したか、なぜ死んでしまったかを、過失致死の被告となった神父の立場からあきらかにしていくというもの。

なぜよりによってエミリー・ローズだったのか。そうそうたる名前の悪魔たちが、名もない少女に取り憑いて何をするつもりだったのか――そのあたりが描かれることはないが、まあ、最後まで見てやっと神父の言わんとすることがわかったので、よしとしよう。

Posted by mikimaru at January 3, 2007 09:11 PM
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