今日、製菓学校の講習会に出かけた。講師の先生から不気味な予言が。。。「現在のバター不足、3年つづきます」だそうで。おいおい〜。
去年たくさんの牛乳廃棄が問題となったことは覚えていらっしゃるかたも多いだろうが、現在のバター不足の大きな要因は、酪農家が乳牛を食肉にまわしたことだそうだ。そしてバターは供給のうち下のほうに属するので(手間がかかって利益が少ないということらしい)、乳牛が不足してもまずは飲用などにあてられ、バターの分にはならないのだとか。
(注:聞いたところによると乳牛の数を整理して食肉にまわすといったことは、数年に一度あることなのだそうだが、今回はたまたま大規模だったか、何らかのタイミングの悪さでバターに影響が出ているのかもしれない)
で、ここまで業務用バターが欠乏している状況になると、急いで牛を増やそうにも「牛は乳を出すまでに3年かかるし」というのが、先生の予言の根拠だった(苦)。
まいるなぁ。。。わたしはただ、菓子やパンを普通に作っていきたいだけなんだが、数ヶ月ならまだしも3年だなどと。。。
これをお読みの方で「だったら輸入しちゃえば」というご意見もあるかもしれない。だが日本は国内の酪農家を守るために外国産にたくさん関税をかけていると思うし、外国だって日本にばかり売ってはいられない。もともと自然の影響を受けやすい産業だから生産高も不安定になりがちだ。
ああ、とにかく、酪農家の方々や乳業関連企業の方々には、バターをよろしくお願いしますとしか言いようがない。
Posted by mikimaru at November 17, 2007 11:01 PM