December 17, 2007

待合室にて

今日の病院は今年最後の月曜日(来週は祭日)ということもあって、月曜に行く患者が全員集合のような雰囲気だった。かなり混んでいた。朝のあまりの寒さに出遅れたわたしはただでさえ不利だったのだが、いつもより1時間くらい余計に待ってしまう結果に。

長椅子では隣りに高齢の女性がいたのだが、おそるおそるわたしに話しかけてきて、問診票の文字が小さいので読んで説明してくれないかという。読み上げて書き方を助言しているうちに、その女性が85歳で、1年に1回くらい検診を受けるほかは風邪なども引かず、病院に慣れていないということがわかってきた。今日は「何十年ぶりかもわからないくらい久しぶりに、普通の風邪で病院に来た」のだとか。。。すげー。

わけあって、最近になってひとり暮らしを始めたのだそうだ。この年になってひとりで暮らすのはいろいろあるが、年寄りと一緒に暮らしてもらうと、その人は良縁があってもそれを逃してしまったり、なにかと迷惑をかけてしまうので、決心したのだ、と。

待合室にはちょっとしたことで大声を出したり、つらいからと付き添いにわがままを言いたい放題の人もいる。だがこうして、本を読んでいたわたしに気をつかい、様子を見ながらおそるおそる声をかけてくる人もいるんだな。

Posted by mikimaru at December 17, 2007 11:02 PM
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