トム・クルーズの「ミッション:インポッシブル3」、トム・ハンクスの「ダ・ヴィンチ・コード」などを見る。ほかにもいろいろ見ているが、もっとも最近はこの2枚。
まずトム・クルーズ。
シリーズ初回のデ・パルマ監督作品は好印象だった記憶があるのだが(いちおうハラハラッとするシーンもあったような)、2作目ではハト使いのジョン・ウーでカンフー映画となって印象が変わり、今回はもう、設定としても若くない熟練したイーサン・ハント、はらはらしないストーリー展開、さて、どこを見てよいのやら…。そうか役者を(フィリップ・シーモア・ホフマン、ローレンス・フィッシュバーン)見よう、ということで。
バチカンに侵入するシーンで、坊さんが歩きながらも一心不乱に聖書を読むって、そりゃないでしょ(ぷぷぷ)。ギャグだ。
ネタバレになってしまいかねないが、黒幕が最後に「××は何を言い残したっ?」と問いつめるシーンだけど。あれ、おかしいよ。もし自分の悪事がばれているかどうか気になるんだったら、そこまで進む前に、お互いの態度に出ているはず。あの場面まで引っぱっておいて最後にそんなこと聞くかいな〜?
ストーリーに関係ないのだが、奥さん役の女優さん、なんだか実生活のパートナーであるケイティ・ホームズに雰囲気が似ていたような気がした。
さて、トム・ハンクス。
原作より年寄りくさい印象。いや、おそらく「かなり」。そうだよな、スプラッシュもパンチ・ラインも彼が20代のころだったんだよ。。。しみじみ。
この話は、以前に原作のことでも書いたかもしれないが、女性主人公であるソフィーの設定に無理が出すぎる。限られた登場人物の中で、誰かが聞き手にまわって観客の頭を整理させねばならない関係上、ある程度は仕方ないのかもしれないが…。高等教育を受けて頭脳明晰のはずの彼女が、たびたびドシロウトっぽい受け答えをすることになるのだが、それがときとして「ほんとにこの人は優秀なのか?」と印象づけることになりかねず。
原作を読んでいない人にはおそらく意味が通じにくく、原作を読んでいる人には大幅な逸脱もなく「ほぼ原作の通りだった」と思わせてしまうこの映画、果たしてこれは、映画としてはどうなのだろう?
Posted by mikimaru at June 14, 2007 10:52 PM日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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