January 29, 2007

「あるある大事典」ぽい番組と、流通関係

作夏だったと思うが、昼間の番組で杜仲茶が体によい(血糖値を下げる働きだったか?)と放送していた。時間帯から推測するに、日テレ「みのもんた」方面だったかもしれない。

その日の夕方、前の日までなかったのに、近所のスーパーで小林製薬のペットボトル入り杜仲茶が箱で通路におかれていた。当時はウーロン茶などほかの中国茶ならともかく杜仲茶のペットボトルがとても珍しかったので、とりあえず話の種に1本買ったが、テレビの影響で翌日からは品切れ状態だったようで、しばらくお詫びの貼り紙が出ていた。

そのとき思った。ああ〜、流通業界には、テレビでどんな商品を特集するかの情報が、流れているんだなぁ。ある意味では持ちつ持たれつなのかも…、と。

どうやら今回も、納豆の特集があることは流通に情報が流れていたらしく、納豆を多めに仕入れていた店もあるのだそうだ。だが大手スーパーや一部の販売店は「とりあえず仕入れておく」ことができるわけだが、生産者はそう小回りが利くものではない。振りまわされて苦労が増えただけのメーカーもあるだろう。

流通に迷惑をかけないようにと事前に情報を流すのも、行き過ぎれば、利権のからんだ商品宣伝行為にしかならないだろう。かといってまったく情報交換しないのも、トラブルが起きやすい。

たとえば2006年前半だったと思うが、ある番組で「丸すぐき」が体によいと放送された。とたんにあちこちの通販サイトに注文が殺到したが、丸すぐきは通常「秋〜冬に作られる」もので、刻みすぐきならまだしも、その時期に大量受注があっても対応ができるはずもない商品だったと聞く。わたしも買い物をしたことのある店が「夜に大量の受注があったことを、朝まで知らなかった。そろそろシーズンオフでメニューから下げようと思っていたほどの商品なので、数量制限の入力もしていなかったが、とても出せる数ではない。キャンセルとさせてくれ(大意)」と、謝罪していた。店にしてみれば謝るしかなかったのだろうが、買えなかった客からの罵倒レビューも数知れず、あのときはしみじみとテレビの怖さを感じた。

テレビで放送されたものをすぐに大量買いする人が、どうやらほんとうにいるらしい。よしましょう、そういうの。。。

Posted by mikimaru at 11:27 PM | コメント (0)