October 15, 2007

JR西日本の脱線事故で

こういう書き方が適切であるかはわからないが、あの脱線事故のあとで、とても印象に残っていた遺族の女性がいた。
(注:JR西日本としては彼女を遺族とは認めていない、なぜなら死亡した被害者とは法的に夫婦でなかったから)
だがなんと、その女性が1年前にお亡くなりになっていたことを知った。自殺だという。

以前にわたしがテレビで見聞きした範囲では、ふたりは法的に夫婦でないというだけで、13年という長い月日をとても仲むつまじく暮らしていたということだった。突然にひとりになった彼女は、遺族のための献花台を利用することすら不自由があり、何度も何度も自分の立場をJR西日本に説明しなければならなかったと、その番組で見た記憶がある。それでも遺族向けの説明会の案内が彼女に来ることはなく、JR西日本にとって彼女は遺族ではない存在でありつづけた。

その女性が家族にJR西日本を恨む遺書をしたため、自殺してから1年だという。
ご冥福をお祈りするとともに、わたしもまた、JR西日本の杓子定規な対応には憤りを感じずにいられない。

Posted by mikimaru at 11:38 PM | コメント (0)