November 27, 2006

映画:フライトプラン

ジョディ・フォスター演じる主人公が飛行中の旅客機内でとんでもないことをする話。
フライトプラン - 公式サイト

公開時にあらすじを聞いた段階で「まとまるわけがない」と思ったが、レンタルDVDで見ていると、中盤あたりから早くも想像を絶するトンデモぶり。ありえない。主人公もありえないが、ネタそのものがありえない。普通、そんなことのために、そもそも計画をたてませんて。

飛んでいる飛行機の中で娘がいなくなる。誰も娘を知らないと言う。そもそも乗っていた証拠でもあるのかと、主人公は頭がおかしいという扱いを受ける。だが主人公のジョディ・フォスターはこの飛行機の内部構造に詳しかった。どことどこを調べろとスタッフらに強く要求。ますます両者の関係は悪化していく。

――どちらが頭がおかしいか、という次元ではない。自分が正しいのにわかってもらえないからと、どこまで何をしていいか、人間として問われる問題だ。この話は吹き出すことのできる範囲を超えている。そもそも話が破綻している。。。

それでも見たいという方は止めないし、むしろ、破綻について語り合いたいくらい、ある意味では衝撃的な作品。

ショーン・ビーンが良識ある普通の機長さんの役だった。テロリストでも何でもない彼を見るのは珍しいことだ。

Posted by mikimaru at November 27, 2006 02:54 PM
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