今日、アメリカの出版社のレシピ本を読んでいて、つくづく「なんでアメリカは国際単位系(メートルやキログラム)ではないんだ」と叫びたくなった。
1カップと書かれている程度なら「アメリカの1カップは日本より多少大きい」などと考えながら読めるのだが、オンスが出たらもう見当もつかない。オーブンが350℃(華氏)となっていたら摂氏で何度なのかわからない。
Mac OSXで利用できるダッシュボードメニューのひとつに換算ツールがあるので、パソコンの近くで読んでいる分にはさほど苦労はないが、寝ころんで読むというのは無理だろう。気になって気になって仕方がなくなるはずだ。
いちおう、アメリカは公的な場では国際単位系を使うことになっているらしい。以前に大学病院勤めの知人が「職場ではメートル法ばっちり、でも家に帰るともうだめ」だと言っていた。カナダにドライブしていると標識の「どこどこまであと何キロ」のおかげで「ああ、カナダにいるんだ」と実感できるのだとも。
ああ、せめて、アメリカで出版されていても内容がヨーロッパのレシピなら、本の隅でもいいから換算表(当書籍の中でカップというのは何CCです、など)を掲載してもらえたら、ありがたいものだ。