October 01, 2007

安かったものが高くなる

郵政民営化で、さっそく為替などの手数料が上がって話題になっているようだ。事前にどれくらい情報を提供していたのかはわからないが、わたしなどは今日になって初めてニュースで知った事柄も多い。郵便局をたくさん利用されていた方々には痛手だろう。

そうした目先のことを考えるとたしかに「民営化していいことがあったのだろうか」という流れに乗ってしまいそうになるのだが、見方を変えて、いままで不当に安かったと考えてみるのもよいかもしれない。自分がそのサービスを利用していたのならこれほど軽く突き放すようなことは書けなかったかもしれないが…。実際のところ、安いサービス、安いものは、誰かがどこかで負担していると考えるのが妥当だろう。

夕張の一般市民がいま税金などで苦労をしているのは、一般市民が悪いわけではない。そして安いからとサービスを利用してきた人たちがいま裏切られるのも、別に利用してきた人たちが悪いわけではない。だが、ひとたび「この蛇口は壊れて水を出し過ぎている」と修理の人間が気づいてしまえば、水の量は適切に制限される。それがいまの状況なのだ。

今日、スーパーでそこらのおじさんが、自分の買い物はすでに終わり商品をレジ袋に入れ終わっているのに、わたしのすぐ横に移動してきて手をぐいっと伸ばし、ポリ袋をむしるように10枚以上とっていった。浅ましい。。。自分はそれで節約しているつもりかもしれないが、そういう行為はけっきょく店の価格に跳ね返るのだ。全員に迷惑をかけていることを、そのおじさんはきっと一生気づかない。

何やらつらつらと、思いつくまま書いている(笑)。

それにしてもバイオエタノール関連。これはほんとうに意味があることなのだろうか。人間の食糧生産を脅かす勢いで、いろいろな作物の農地がサトウキビ、トウモロコシに転用されているという。農地が減った作物は当然のこと品薄で値上がりする。これ、何か根拠があってもてはやされているものなのか? 手間とコストはかかるだろうが、それだけの意味があるなら多少のことは目をつぶる人もいるだろう。だが、わたしは疑問に思っている。

手間もコストもかかって「けっきょくただの大騒ぎでした」で済まされたら、食糧問題はどうなるのだろう。

そして人間の食糧うんぬんの前に、物価が高くて多くの人はやっていけなくなりそうだ。。。

Posted by mikimaru at October 1, 2007 10:55 PM
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